水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、前々回(R6.3.20)、前回(R6.3.27)に続いて春香山の話です。
前回の記事で書ききれなかった山菜にヨブスマソウがあります。別名、ボウナとも呼ばれている山菜です。
弓矢の鏃(ヤジリ)の様な、三角形に近い形の葉っぱが特徴的な山菜です。茎の中は中空になっており、切断面からは独特の匂いがします。
茎の太い方が食べ応えがあるので、私は太めのものを採取する様にしていました。因みに、草丈と茎の太さには相関関係は無いようで、ひょろっと細長いのもあれば、太めで短いものも、太めで高いものもあります。
食べ方は、葉っぱを全部落として茎だけにし、それを茹でて酢味噌和え…が、私の好みです。独特の匂いが味噌の香りと見事にマッチし、「山菜を食べてるなぁ」と言う気持ちにさせられます。
春香山登山の日の夕食は山菜の天麩羅になるのですが、天麩羅の箸休めにピッタリ。もちろん、この酢味噌和えだけでも美味しくて、日本酒が止まらなくなります。ビールとの相性もイイです。
茹でる時、柔らかい茎なら皮付きでも問題ありません。触ってみて、「ちょっとカタめだな」と感じる時は、皮をむいてから茹でる方が美味しいです。
葉っぱを捨てるのが勿体ないという方は、葉っぱを天麩羅にすると良いでしょう。少々もさもさした食感で、独特の匂いも強めですが、「ザ・山菜」って感じの味がします。
なお、5月から6月末くらいまで食べられるので、小樽のキャンプの時にも採取できました。春香山だけでなく、割と、どこにでも生えている山菜です。
我が家では妻も大好きな山菜で、この酢味噌和えを食べると、「あ~、春が来たねぇ」と語り合っていたものでした。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。