エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

最高の学校長・前編

2024-11-11 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、私が最も尊敬する学校長について語ります。
 私が最も尊敬し、「こう言う最高の学校長となら、何回でも一緒に仕事をしたいなぁ」と思っている方…それはM小学校にいらっしゃったA校長です。もっとも人間は多様な生物ですから、A校長についての見方も様々ですし、A校長に対して批判的な方もいます。だから以下の話は、あくまでも私から見て…の話です。
 A校長とは、私が北海道生活科連盟に所属していた頃に知り合いました。その頃の印象は、「人当たりが良くて、親切な方だなぁ」って感じです。
 それが大きく変わったのは、M小学校で1年生を担任した時です。
 この頃の私は、自分の教育方法を今ほどは確立していませんでした。まぁ、今だって「完璧」には遙かに遠いですが、今なら、どの様な手立てを取れば結果がどうなるか、ある程度は明確に予想できます。だから、まだまだ試行錯誤していた時代と言えるでしょう。
 その時に担任した1年生の子供たちは、今なら普通の子供たちですが、当時は「時代の最先端」な感じでした。それ以前の1年生は、教師の話を聞く姿勢があり、「公共」に対する意識もありました。それが、教師の話を聞く姿勢が弱く、「公共」より「私」を優先させる傾向の強い子供たちだったのです。
 まぁ、今は、もっと教師の話を聞きませんし、「私」意識しかない子が多いですから、今と比べれば楽なものでしたが…。
 しかし、これまでの手法だと学級を統率しにくかったのは事実です。トイレで遊んでトイレ中を水浸しにしたり、適当な理由で教室を抜け出して廊下で遊んだり、給食のミカンをポケットに入れておき廊下やトイレで食べたり…ホント、「学級崩壊してるんじゃないですか、この学級」と言われても仕方ない状態でした。
 ただ、私の中では勝算があったのです。一定程度は子供たちを統制出来ていましたし、試行錯誤する中で効き目のある方法も見えてきました。それまでの経験から考えて、3ヶ月くらい頑張れば、学級を完全に統率出来るだろうと確信もしていたのです。
 そんな時、A校長との校長面談がありました。7月頃です。
 いつもの様に穏やかな感じで、「学級の状況は大丈夫かい?」とA校長は尋ねてきました。そこで、私は自分の考えを説明し、「結果が出るのは3ヶ月後と考えてます。10月末くらいまで、様子を見ていただけませんか?」と頼んだのです。A校長…しばらく考えて、「分かった。エスせん先生に任せるよ」と言ってくださいました。
 長くなりました。その後、どうなったかは次回とさせていただきます。

 ところで、令和6年11月6日と7日の記事に、「いいね」などを沢山いただきました。いつも、本当にありがとうございます。これを励みに、今週も頑張ります。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。


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