木曜はラノベ愛を語ります。今回はラノベの内容などではなく、本そのものについての話です。
現在、本の種類には、「紙の本」と「電子書籍」の大きく分けて2種類があります。このブログを読んでいる皆様は、どちら派ですか?
私は断然「紙の本」派なのですが、最近、急速に増えてきているラノベに関しては別です。コミカライズを中心に、かなりの冊数を電子書籍で保有しています。
電子書籍の良さは、断然かさばらない点でしょう。本編だけで33巻もある『本好きの下克上』が、全部iPadミニに入ってしまうのです。移動途中の列車の中でも、簡単に本を読む事が出来ます。
でも、困った事もあるのです。
その中でも最大の困った事が、「ピンポイント読みしにくい」です。
ピンポイント読みとは、文字通り、自分の読みたい部分をピンポイントで選び、そこだけ読む事です。
例えば、先程少し触れた『本好きの下克上』で説明しましょう。私は時々、「主人公マインが転生前の記憶の世界に入るシーンを読みたいな」とか、「マインがベンノさんに叱られてるシーンだけ、続けて読みたいな」とか思う時があるのです。
これ、電子書籍でやろうとすると大変なのです。まず、電子書籍の本棚から取り出してページをめくるのですが、どうしてもコンマ何秒かの時間がかかります。そのため、ページをめくって読みながら調べるのに手間を感じてしまうのです。先程の例の前者であれば、発見するまでに3~5分はかかってしまいます。後者なら、叱られているシーンの2つ目くらいで、おそらく気力が尽きてしまいます。
これが、紙の本なら簡単です。本棚から取り出してぱらぱらめくり、違っていたら別の本と取り替えて、またぱらぱらめくれば良いからです。前者であれば、おそらく、1分もしないで読みたい部分に到達できるでしょう。後者であっても、10分くらいで叱られてるシーンを2つか3つは読めるはずです。
「本棚から取り出したり片付けたりする」や「ページをめくる」や「一覧で眺める」や「何冊か見比べる」は、読書においては本筋から外れた行為です。些細な事と言っても良いでしょう。
でも、私の様な「ピンポイント読み」をする人にとっては、かなり重要な事と言えます。
ラノベの場合、1冊ずつ読む事が多いので、基本的に電子書籍でも問題はありません…が、お気に入りのシリーズになると話は別です。先程の例の様に、ピンポイント読みしたくなるからです。
実際、『無職転生』は電子書籍で全巻揃えたのですが、ピンポイント読みしたかったので、紙の本でも全巻揃えてしまいました。大馬鹿者です。
『本好きの下克上』は、まだ電子書籍のみですが、ピンポイント読みしたいシリーズです。う~ん…悩ましい。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。