月・火曜は学校教育話。今回は、スキー研修に参加して学んだ内容を紹介します。
札幌市ではスキー学習に力を入れている…と言う話は、前回(R7.1.21)の記事に書きました。そんなスキー学習ですから、校内での研修も位置づけられています。ほとんどの小学校で、3学期の始業式前日か始業式当日の午後、スキー場に行ってスキー研修が行われているのです。
まぁ、ぶっちゃけた話をすれば、「スキー研修」と言う名前ですが、実際は「スキー場の下見」が大きな目的です。スキー場へ行ってスキー学習をする際、「どのコースが使いやすそうか」とか、「危険な場所はないか」とかを、実際に滑って確認する訳です。だから、スキー場に行かない学年を担任している教師は、スキー研修に行かないで、学校に残って仕事をしている事もしばしば。
でも、令和6年度の勤務校の研究部は、きちんと講師役を決めてスキー場で研修をし、その後で下見をする…と提案してきました。これでこそ、ちゃんとしたスキー研修と言えるでしょう。もちろん、私も参加しました(1年生はスキー場へ行きませんけどね)。
参加して良かったです。今回の講師役は、中学年の担任をしているW先生。自分が行っているスキーの授業で、注意している点を中心に教えてくれました。これが、普段、あまり私が意識していない事が多く、とても参考になったのです。
①準備運動は、安全面や身体能力を見極める上で大切。
例えば自分は、スキーを装着した状態で片足立ちさせる。
そして、浮かせた足を左右に軽くブラブラ回転させる。
この時、回転が大き過ぎる子はスキー靴の中で足が遊んでいる。
この状態だと踏ん張りが効かず、上手に滑る事が出来ない。
だから、バックルを少しキツくさせる。
②また準備運動で、スキーの先や後ろを掴ませる動きもさせる。
それにより、その子の体幹や体重移動の様子を見る事が出来る。
子供のグループ分けは、割と、子供の自己申告が多いと思う。
その自己申告が正しいかどうか、こう言う姿で判断していく。
③スキー学習で大切にしたい事は、私は2つある。
1つ目が「楽しかった」と感じさせる事で、2つ目が「安心・安全」だ。
その安心・安全の為、長いコースを滑る時は途中で止まる様にしている。
そうやって、列の後方にいる子が見えなくならないよう注意している。
④安心・安全の為、滑っている途中で止まる練習は中ならず行う。
膝を内側に入れると、エッジが立ってスキーは止まる。
逆に、膝を立てるとエッジが効かなくなり、スキーは動き出す。
これを繰り返す動きを、スキー学習の中で行う様にしている。
この内、③と④は私も行っていました。特に④は、1年生の頃からガッチリ指導しています。
もっとも、「膝を内側に入れる」と言っても1年生には通じにくいので、「短めのスカートをはいて八の字で滑ってる時、強い風が吹いてきて、スカートがめくれちゃいそうだ…って考えて御覧。両膝をくっつけて、手でスカートを押さえるでしょ。そのポーズをすると、スキーが止まりますよ。『スカートがめくれちゃう。いや~ん』のポーズね」と言って指導しています。ふざけた指導だと思われるでしょうが、きちっとポーズをすると、1年生が滑る程度の斜面なら必ず止まります。是非、お試しあれ。
話が脱線しました。研修で話のあった①と②は、私が意識していない内容でした。これを聞く事が出来ただけでも、今回のスキー研修は参加した甲斐があったと言うものです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
札幌市ではスキー学習に力を入れている…と言う話は、前回(R7.1.21)の記事に書きました。そんなスキー学習ですから、校内での研修も位置づけられています。ほとんどの小学校で、3学期の始業式前日か始業式当日の午後、スキー場に行ってスキー研修が行われているのです。
まぁ、ぶっちゃけた話をすれば、「スキー研修」と言う名前ですが、実際は「スキー場の下見」が大きな目的です。スキー場へ行ってスキー学習をする際、「どのコースが使いやすそうか」とか、「危険な場所はないか」とかを、実際に滑って確認する訳です。だから、スキー場に行かない学年を担任している教師は、スキー研修に行かないで、学校に残って仕事をしている事もしばしば。
でも、令和6年度の勤務校の研究部は、きちんと講師役を決めてスキー場で研修をし、その後で下見をする…と提案してきました。これでこそ、ちゃんとしたスキー研修と言えるでしょう。もちろん、私も参加しました(1年生はスキー場へ行きませんけどね)。
参加して良かったです。今回の講師役は、中学年の担任をしているW先生。自分が行っているスキーの授業で、注意している点を中心に教えてくれました。これが、普段、あまり私が意識していない事が多く、とても参考になったのです。
①準備運動は、安全面や身体能力を見極める上で大切。
例えば自分は、スキーを装着した状態で片足立ちさせる。
そして、浮かせた足を左右に軽くブラブラ回転させる。
この時、回転が大き過ぎる子はスキー靴の中で足が遊んでいる。
この状態だと踏ん張りが効かず、上手に滑る事が出来ない。
だから、バックルを少しキツくさせる。
②また準備運動で、スキーの先や後ろを掴ませる動きもさせる。
それにより、その子の体幹や体重移動の様子を見る事が出来る。
子供のグループ分けは、割と、子供の自己申告が多いと思う。
その自己申告が正しいかどうか、こう言う姿で判断していく。
③スキー学習で大切にしたい事は、私は2つある。
1つ目が「楽しかった」と感じさせる事で、2つ目が「安心・安全」だ。
その安心・安全の為、長いコースを滑る時は途中で止まる様にしている。
そうやって、列の後方にいる子が見えなくならないよう注意している。
④安心・安全の為、滑っている途中で止まる練習は中ならず行う。
膝を内側に入れると、エッジが立ってスキーは止まる。
逆に、膝を立てるとエッジが効かなくなり、スキーは動き出す。
これを繰り返す動きを、スキー学習の中で行う様にしている。
この内、③と④は私も行っていました。特に④は、1年生の頃からガッチリ指導しています。
もっとも、「膝を内側に入れる」と言っても1年生には通じにくいので、「短めのスカートをはいて八の字で滑ってる時、強い風が吹いてきて、スカートがめくれちゃいそうだ…って考えて御覧。両膝をくっつけて、手でスカートを押さえるでしょ。そのポーズをすると、スキーが止まりますよ。『スカートがめくれちゃう。いや~ん』のポーズね」と言って指導しています。ふざけた指導だと思われるでしょうが、きちっとポーズをすると、1年生が滑る程度の斜面なら必ず止まります。是非、お試しあれ。
話が脱線しました。研修で話のあった①と②は、私が意識していない内容でした。これを聞く事が出来ただけでも、今回のスキー研修は参加した甲斐があったと言うものです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。