エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

体育館は一長一短アリ

2025-01-21 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は札幌特有のスキー学習について。
 札幌市では、「読書・雪・環境」を「札幌独自の教育の柱」としています。そのため、「雪」に関連するスキー学習は外せません。
 ところで、私が担任している1年生にとって、スキー学習は一大イベントです。
 何せ、昨今だと、小学校入学までスキー未体験と言う子も少なくありません。いや、それどころか、小学校で行うスキー学習が「人生初スキー」と言う子もいます。そのため、スキー学習…特に、第1回目のスキー学習は一大イベントとなる訳です。
 もちろん、ここで言う「一大イベント」は良い意味ではありません。「面倒くさくて大変」って意味です。何せ、1年生の子にはハードルが高すぎるからです。
 スキー学習を行うためには、スキーを装着する必要がありますが、その為には色々な手順が必要となります。
  1.上靴からスキー靴にはき替える。
  2.スキー靴袋と上靴を片付ける。
  3.スキーをスキー袋から出す。
  4.スキー袋を片付ける。
  5.スキーを装着する。
 この中で、最も大変なのは1で、次が5です。
 1は、まずスキー靴に足を入れられない子がいます。最近のスキー靴は硬質プラスチック製なので、硬くて足を入れられない子がいるのです。仮に、足を入れられたとしても、バックルをとめる事が出来ません。大人でも結構な力が必要ですから、非力な1年生では出来ないのも当然でしょう。
 5は、スキーの金具にスキー靴を重ねて押し込む事が出来ません。これも非力な事が一因ですが、スキー靴の裏に雪が付いている事も要因となっています。普通、スキー靴の裏の雪はストックで叩いたり、削ったりして落とすのですが、未経験&非力なので出来ない訳です。
 しかも、1と2は校内で行う事も可能ですが、3~5は外で行わなくてはなりません。手袋を脱がないと出来ない子もいますから、手がかじかんで泣き出す子もいます。正に、阿鼻叫喚の地獄絵図www。
 この「阿鼻叫喚の地獄絵図」を避けるため、1回目の授業は体育館で行う人もいます。体育館だと、少なくとも、手がかじかんで泣き出す子はいないですから。
 ただし、体育館ですんなり出来たからと言って、安心する事は出来ません。雪の降った地面は、想像以上に凸凹しているものなので、平らな体育館と条件が違い過ぎるからです。
 令和6年度は、体育館で1回目を行う事にしました。果たして効果があるのか、ないのか…。令和7年1月23日に行うので、ちょっと楽しみです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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