日曜は、月~土曜に入らない内容を書いています。今回は、先週の日曜(R5.8.6)と同じVoicyという音声メディア…しかも、この前と同じ「田中淳子の『人材育成』応援ラジオ」に関わる内容を書きます。
令和5年7月27日放送された「#274『違い』は『違い』であって、他者と違うことに『良い』も『悪い』もない。」は、田中淳子さんとクインテグラル株式会社の大竹諒平さんとの対談でした。
この対談の中で紹介されていた言葉、
Difference is not right or wrong.It's just a difference. (違いは良し悪しではなく、単なる違いなのだ。)
…とても素晴らしい言葉だと思いました。
結局、学校で発生するトラブルの大半も、私たちの生きる世界で起こる問題の大半も、違いを良し悪しと考えるから発生するのではないでしょうか。例えば、「男なのに、ピンクが好きだなんて変だ」とか、「小学生になったのに、『プリキュア』が好きだなんておかしい」とか、「みんなが『少年ジャンプ』を読んでるのに、少女マンガを読んでるなんて異常だ」とか、そういった発言からトラブルが発生する事はしばしばあります。
でも、これらはどれも、先程の言葉から考えれば単なる違いです。「君はピンクが好きなんだ。僕は青が好きだよ」とか、「小学生になった今でも『プリキュア』が好きなんだ。私も前は好きだったけど、今は『推しの子』の方が好きだな」とか、「俺は『少年ジャンプ』が好きだけど、君は少女マンガの方が好きなんだね」とか、違いを認めれば何のトラブルにもなりません。
大人の世界でも同じで、特に、立場が上の方が「自分のやり方が1番いい」と思っていると大変です。自分のやり方と違っている事を許容できず、自分のやり方を押しつけようとすれば…パワハラですよね。
私たちはついつい自分を基準にして考えがちで、自分と違う物事を許容する事ができません。だから、そうならないよう自分に言い聞かせる言葉として、
Difference is not right or wrong.It's just a difference. (違いは良し悪しではなく、単なる違いなのだ。)
…は、ぜひ心に刻んでおきたい言葉だと思いました。