木曜と金曜は、もう解散してしまった八軒自然科学クラブについて書いています。今回は、昨日(R5.8.3)のブログに書ききれなかった事を書きます。
10月は奥手稲エリアで長距離ハイキング…は主目的ですが、実際にはキノコ狩りを楽しんでいました。以前(R5.7.20&21)のブログに書いた通り、キノコ狩りが「ひたる」活動になる訳です。
ここで重要なのが、キノコ狩り「に」ひたるだけでなく、キノコ狩り「で」ひたる活動も行われていたという事です。
例えば、昨日のブログで、キツネノチャブクロは胞子を飛ばす時期になると、食用部分が全部黒い粉になる…と書きました。この状態のキツネノチャブクロは、傘の上部に穴があり、手で押すと穴から黒い煙…つまり胞子が吹き出してきます。これが、やってみると面白いのです。上手にやると、2~3回吹き出させる事ができるので、熱中してしまう子が出てきます。
中には、キツネノチャブクロを他の子にぶつける子もいました。ぶつかった衝撃で黒い煙が吹き出すので、「食らえ、キツネノチャブクロ爆弾!」などと言ってぶつける訳です。ぶつけられた子も、直ぐに拾って投げ返します。手で押すのと異なり、ぶつける場合は2~3回繰り返し使用(?)できます。
ぶつけるのは、バグサレているキノコでも行われていました。バグサレているキノコは通常以上に柔らかいので、ぶつかると飛散しまくります。しかも、中を虫が食っている事が多いので、虫も一緒に飛散するという、正に悲惨な状態になる事もしばしば。これには、ぶつけられた子から「先生、止めさせてください」と言われる事も多く、その時は「人にぶつけるのは禁止ね」と言ってました。
こんな過激な遊びをしなくても、キノコの種類を調べるだけでも楽しいです。秋の長距離ハイキングはキノコ狩りを行うと分かっているため、子供の中にはキノコ図鑑を持ってきている子もいました。それを使って、片っ端から調べていく訳です。ほとんどは食べられないキノコなのですが、調べたキノコの正体(?)が分かると、満足そうな表情をする子が多かったです。
キノコだけでも、これだけ「ひたる」事ができる…自然って素晴らしいと思います。