月・火曜は学校教育について書いています。今回は、先週の火曜(R5.12.12)の続きです。「研究授業100回行うと授業力が向上する」に挑戦し、量が質に変化する体験をした…という話を、もう少し具体的に書きます。
Voicyの放送の中で、「量が質に転換するためには条件がある」として、パーソナリティの田中淳子さんは2点挙げていました。
1.自分で振り返り、検討を加え、改善していく。
2.それなりの立場の第三者から、意見をもらったり、指導を受けたりする。
これは正しいです。私が行った研究授業100回も同じでした。
まず1です。研究授業として行った授業では、指導案を必ず書いていました。ほとんどはA4用紙1枚で収まる内容でしたが、主張点が明確になる様に書きました。
因みに、研究授業として行ったのは大きく3種類です。校内研究で行った全校研授業や部内研授業、年に4~5回の参観授業、月に2回の教育研修サークルで行った模擬授業です。校内研究は当然ですが、参観授業も模擬授業も指導案を書き、保護者や管理職、サークルメンバーに配っていました。
そこで2です。校内研究は同僚や管理職から意見をもらうのが当たり前ですが、参観授業でも指導案を配っていたので、授業を参観した教職員や管理職から意見をもらう事が出来ました。模擬授業では指導案を配った場で授業を行い、サークルメンバーから意見をもらいます。これが厳しくて、同僚や管理職は多少オブラートに包んだ言い方をしてくれますが、サークルメンバーは容赦ありません。時には、その場で修正して再度模擬授業し、更に意見をもらう…などと言う事もありました。
こんな感じで、年に30回くらい研究授業を行い、概ね4年くらいで100回を達成しました。年齢で言うと30代半ばです。この頃から自分の授業がスムーズに流れるようになり、成長を実感する様になりました。量が質に変化した訳です。
長々と書きましたが、田中淳子さんが挙げていた2点は、量を質に変化させるための必須条件である…自分の経験から、そう言えます。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。