エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

最高の学校長・後編

2024-11-12 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は前回(R6.11.11)の続きで、私が最も尊敬する学校長について語ります。
 大変な1年生を担任していた私。校長面談でA校長に、「10月末には落ち着くから、様子を見てほしい」と頼み、受け入れていただきました。
 A校長の凄い点は、この後、どんなに私の学級がメチャメチャな事をしても、一切文句を言わなかった事です。おそらく、心配や不安は凄かったと思いますが、そう言う話は全くしません。私と話をする時は、学級以外の事ばかりでした。
 これで10月末に落ち着けばハッピーエンドですが、この頃の私は今より実力不足。完全に落ち着くまでには、10月末より1~2ヶ月かかりそうだな…と、私は感じました。
 10月上旬、その事を見切った私は校長室へ行って、A校長にお詫びしました。「スミマセン。読みを誤りました。以前の予告ですが、12月末まで下方修正させてください」と。
 とんでもない事を言ってる…と、自分でも思います。怒鳴られ、叱られても仕方ありません。
 でも、A校長は数秒ほど黙っていた後、「分かった。エスせん先生が言うのだから、信じて様子を見ましょう」と言ってくださったのです。そして、これまで同様、学級の事には一切文句を言いませんでした。
 結局、11月の追い込みが功を奏し、12月上旬には学級を完全に統率出来ました。それまで多々あったトラブルは、嘘の様に全く発生しなくなり、とっても落ち着いた学級になったのです。
 年度末の校長面談の時、A校長は言いました。「いや~、エスせん先生の言った通りになったね。途中、ちょっとだけ心配だったけど、エスせん先生を信じて良かった。エスせん先生の取った方法は、間違ってなかった。素晴らしいよ」…くぅ~、思い出したら泣けてきました。
 素晴らしいのはA校長、貴方です。
 海のものとも山のものともつかぬ部下の話を信用し、最後まで任せてくださったのですから。
 苦労しただけの事があり、この時の経験は相当に私の自信と力量アップに繋がりました。今でも、この時に有効性を確認できた方法が、私の学級経営の基本となっています。もちろん、毎年の様に新しい方法を試し、有効な方法を増やす様にしていますが、基本中の基本はココにあります。
 いくら感謝しても感謝し足りない、私が尊敬する最高の校長…それがA校長です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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