背の高い木々に囲まれた参道を左に90度曲がってからまた少し歩くと
木影を抜けてぱぁっと明るい場所に出たと思うと、そこは本堂のすぐ前。
「トンネルを抜けると~」みたいに突然明るくなったので少し驚きました。
参拝の前に手と口を清めます。
拝殿の左前に手水舎があり
木のフタがされています。 丁寧に使って欲しいという八幡様の気持ちが現れているようです。
手水の隣にある灯篭「決別の碑」は、現在の代々木公園がある場所(代々木深町)に陸軍練兵場ができるため
移住することになった住民が別れを惜しんで訣別の言葉を刻み明治41年に奉納した燈篭だそうです。
江戸時代は大名の下屋敷、維新以降は桑や茶畑があり、
下って2・26事件の際には首謀者達が練兵場敷地内で刑を執行されました。
歴史の舞台がこんな近くにあると思うと・・・・不思議な感じがします。
前回お伝えしたように代々木八幡宮がお祀りしている神さまは応神天皇(=八幡さま)です。
「厄除開運」の神様として全国に沢山お祀りされていらっしゃいます。
この日は結婚式があり、花嫁さん花婿さんたちが境内に出ていらして
参列の方々と写真撮影をされていました。
梅雨の間の良いお天気でしたが、綿入れの白無垢は暑くなかったでしょうか。
どうぞお幸せに!
拝殿の横には出世稲荷が鎮座されています。
私は全然知らなかったのですが、
こちらのお稲荷さんはTVで紹介されたとかで結構な行列が出来る日もあるそうです。
こんなに清々しい場所にお参り出来たらそれだけで気持ちがサッパリしますので、
「お稲荷さんのご神徳+参拝者の気持ちの上昇」によって一層のパワーがあるのではないでしょうか?
奥には富士講もあり、ミニ富士山があります。
拝殿を護る狛犬の台座に龍と虎・八幡様のご神文が描かれています。
子取りの狛犬さん、左手には玉取りの狛犬さんも優しそうなお顔です。
お参りに来たことが嬉しくなるくらいのウェルカムスマイル~\(^o^)/
境内のイチョウの実を集めて埋めたか、新しい新芽が競うように伸びています。
吾も、吾も。今年発芽した分でしょうか?
昭和25年に発掘が行われた縄文時代の住居跡を復元したものです。
5000年前に集落があり、出土品の一部が八幡様に収蔵されているそうです。
ココは昔から気持ちの良い、住むには最適の場所だったみたいですね。
境内に庚申塚もあります。
庚申信仰は中国からもらたされた考え方で、庶民が信仰するようになったのは江戸時代からかな?
60日毎に繰り返される庚申の日の夜に寝てしまうと体内から三尸(さんし)の虫が出て
神様にその人の悪行を告げられることによって天罰が下るために「寝ない!」というもの。
石に刻まれている一番古いのは1755年とあります。
いつの世も平穏無事に生きたいと願うのは変わらないんですね~。
この日出てきたのはノラちゃんでした。
ちょっと戻って二の鳥居。
木々が伸び伸びと育っています。
暑さを遮り、風を呼び、人も集う場所にしてくれています。
本当に気持ちの良い場所です!
庚申塚辺りで見かけたコです。
オスかメスかわかりませんでした。残念。
同じコかな?二の鳥居の脇に座っていました。
動き始めたらお腹が大きかったので夏の間にお母さんになると思われます。
みんな元気に育ってくれるといいね~(*´ω`*)
コチラは一の鳥居の左にある公衆トイレの脇にひっそり佇む石。
何か彫ってあるのですが読めません(T_T)
どなたかこれが何なのかご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたいです。
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ではこの日の目的の一つでもある「青空個展・てづくり市」をブラブラご紹介しま~す→