石挽そば 和處庵
従姉が選んでくれた昼食はこのおそば屋さん。
旧陸羽街道からちょっと道を入った場所にあります。
週5日、それもお昼しか営業されていないらしい。 開いてて良かった~!
26席のこじんまりしたお店ですが、「蟻巣石」で作られた石臼挽き自家製粉のお蕎麦が頂けます。
蕎麦好きの間で「幻の石」と言われる山梨県産の石(今は採掘していないらしい)。
字通り小さい蟻の巣のような穴が沢山あいていて、お蕎麦がよく挽けるそうです。
三立て蕎麦をモットーにされているそうですが、三立てって何~?
1,挽きたて
石臼は16回転/分という手で挽く速度なので粉焼けしないそうです。
そのため香りと風味を損なわない製粉技術と言われています。
2,打ちたて
二八蕎麦で、たまごや山芋は使わないお蕎麦。
3,茹でたて
麺の状態で茹で上げ時間がキマると言います。 なるほど。
9月だったので夏メニュー。
「本日のそば粉」ということは、定期的に産地が変わるのかな?
この日は「湯洋上産 常陸秋そば」
名前を聞いただけでも美味しそうに感じちゃいます。
窓には秋草。庭には野鳥の餌場が2つ。
かずら、でしょうか。 程良く枯れた感じが秋らしい。
私は茗荷そばを頂きました。
蕎麦の上に山盛りの茗荷、大葉、ごまが乗り、夏の終わりの香りで口の中が一杯!
爽やかで歯ざわりが良く、おつゆの塩加減もベストマッチ!
「器と一緒に召し上がれ」とHPにあるように、それぞれに使われている器が変わっていて
このつゆ入れも初めて見るカタチ。
不思議な形状ですが、意外と注ぎやすい!? 驚きました。
全員のお蕎麦が配られた後、そば湯が来ました。
お蕎麦にはビタミン・ルチンなど栄養素を多く含んでいます。
それらは水溶性のため、茹でている時にお湯に溶け出してしまいます。
旨みや栄養素が含まれたそば湯を(こちらが要求しなくても)頂けるのは本当に有難いです。
そして、ご注目! そば猪口が4つとも違うんです。
ホント、久しぶりに美味しいお蕎麦を頂きました~!!!(*´ω`*) また食べたいな♪
栃木の一泊(実父の)里帰りも3女の運転で帰京します。