手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

岩手がっぱりあげずぼっぽ⑧遠目の花巻まつり

2015年11月25日 | 旅行

雲行きが怪しくなってレンタカー返却時間もあるためゆるゆると北上に戻る途中

花巻にも立ち寄ろうと車を走らせました

花巻まつりのためなのか神社さんのノボリが空高く立てられています

この町の祭のための飾りはピンクの花飾りなのかしら?

!!!!!!!!!!!!! 懐かしい・・・「お化け屋敷」

中に入ったことはないけれど、以前はお正月の川崎大師境内にも来ていたはず

この現代風の「ホラー」的ではない、いかにも血糊で書いたようなおどろおどろしい文字に象徴される

見世物小屋が現存するのだと、ちょっとノスタルジックな感動を味わいました

花巻城跡に近い鳥谷崎神社のノボリ

上部には紙垂(しで)のようなマークが描かれています

 

花巻城跡の南に位置する花巻郵便局にもお祭りの提灯が出されています

雨が降ったり止んだりしているためなのでしょうか?軒下にありました

紅白の螺旋文様の棒に黒い屋根が付き、その下に白い提灯が下げられています

文字のバックにある赤いデザインも紙垂なのかなぁ?

町が違うと提灯のデザインも異なるのか、作った年代によって変わるのか分かりませんが

赤い紙垂は描かれています

華麗さを競う豪華絢爛な風流山車の一つが練るために準備していました

あ!さっきのとは別の山車が移動してる~!

100基余りの熱気みなぎる神輿パレードも有名な花巻まつりです

この方々はスタッフさん? ハッピの背中には「花巻祭」の文字

お稚児さんが信号待ちしています

赤い振袖が可愛らしい! 背中のは「背守り」かしら?

空で「パン!パンパン!」とお祭り開始の花火(決行花火と言うらしい)があがっていました

今までそんな花火をみたことはがなかったので嬉しくて撮影しちゃいました

お祭りのハッピを着て走る足音が楽しげ♪

決行花火も上がったし、お祭りは子どもも大人も楽しくウキウキするハレの日です!


岩手がっぱりあげずぼっぽ⑦ランチは山猫軒

2015年11月24日 | 旅行

緩やかな坂を登ると電柱に「山猫軒」の看板が見えてきます

初日のランチは宮沢賢治童話村から近い「山猫軒」さん

「立派な一軒いっけんの西洋造りの家がありました

そして玄関には 

RESTAURANT・西洋料理店・WILDCAT HOUSE・山猫軒

という札がでていました」

「山猫軒」は宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」が元になっているというので期待は膨らみます

所々に童話の文面が架けられています

「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」

岩手に来たのだから岩手のものを食べたい私にはぴったり!

地産地消が羨ましい

光と風のごちそう・イーハトーブのおもてなし

この日は団体さんがいらしているとドアに書いてありましたが

ダメもとで2名の入店が可能か確認してみました

「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい」壁の黒猫が言っています

その脇には

「壺のなかのクリームを顔や手足にすっかり塗ってください

「どうかからだ中に、壺の中の塩をたくさんよくもみ込んでください」

その内容通りに壺の中にはクリームと塩が用意されています

団体さんはそろそろ食事が終わるということで、少し待ってから席に案内されました

店内は木がふんだんに使われている落ち着いた山のお店のような雰囲気

メニューには「でくのぼう」なるものもありました

クルミが入った田舎風蒸し羊羹のことだそうです

後で見たお店では茶色のものでしたが、こちらは真っ白なお菓子でした

山猫軒はごはんと豚肉(白金豚)と鶏肉(ほろほろ鳥)にこだわっているみたい

ぼかし染のようなメニューの表紙

デザインの元はもちろん賢治の童話です

Nは「焼肉定食」(生姜焼きみたいだったとNの感想)

私は「ひっつみ」にしました

上に乗っている人参がSLの形!

広めのうどんのようなひっつみが薄味の醤油つゆをまとい

キノコや白菜、たけのこも入って美味しくいただきました

昔、母が作ってくれたすいとんの味にも似ていたせいか懐かしい味

レストランに併設されているおみやげ屋さんの一角にあったスタンプ

きっとコイツは山猫の親分なのかな?

「紙くずのようになった二人の顔だけは、

東京に帰っても、お湯にはいっても、もうもとのとおりになおりませんでした」

幸い私たちは紙くずのような顔にはなりませんでした(*´ω`*)=3


岩手がっぱりあげずぼっぽ⑥賢治の世界

2015年11月23日 | 旅行

賢治の童話村の妖精の小路を歩いて見つけたモノたち

丸々と太った栗がイガの中でツヤツヤと座っています

鬼殻の色も艶も美しい! 

そういえば東京の路地で見かけるのはマットな感じの鬼殻ばかりだなーと気づきました

いくつも何種類ものキノコが顔を出しています

落ち葉の下にいる真っ白なクサビラ

たまにあるベンチの隣にはスピーカーがあり、そこから賢治の童話が流れてきます

時折、木ノ実がぽとりと落ちる音がして森が豊かなのだと実感できる素敵な散歩道です

ここは「妖精の小路」という名前なので

木の実はもしかしたら賢治が見ていた妖精が落としてくれているのかな?

なんて・・・ついロマンチックな想像をしていました

まるでギ◯コという主人公のマンガ「蟲◯」に出てくるような植物もあります

チェシャ猫のように「山猫のにゃあとした顔(どんぐりと山猫)」がどこかにありそう

これもキノコの一種だそうです

タマゴテングタケはナラやブナなどの木が生えている広葉樹に生える毒キノコ

キレイなのになー

ここにはエメラルドグリーンの苔の隙間から小さな傘のようなキノコ

葉っぱと比べるとどれだけの大きさか分かると思います

本当にこの林は木の実もキノコも沢山見つかり、本当に豊かなのだと感じます

賢治の想像した世界はこのように自然豊かで、自然と人間が共存し

自然に人間のココロが豊かにしてもらえる環境を目指していたのかと思いました

また賢治の童話を読みなおしてみようかな?


岩手がっぱりあげずぼっぽ⑤賢治の童話「童話村」

2015年11月22日 | 旅行

「宮沢賢治の童話村」に訪れました

入り口は「銀河ステーション」

「銀河鉄道の夜」でジョバンニとカンパネルラが行った駅ですね

 

「月夜のでんしんばしら」が一列に並んで行進するのを待っています

電信柱の一番上には兵隊さんの顔がついていて

「ドッテテドッテテ、ドッテテド でんしんばしらのぐんたいは はやさせかいにたぐいなし」

と、歌い出しそうじゃないですか~?

天空のひろば

賢治の教室の裏は「熊出没注意」の張り紙があります

木ノ実がたくさんあるここに熊が居てもおかしくはないです

まんず入ってくなんせ、とある「森の店っこや」さんの幟

そうでがんすなす~(そうですか)、あべじゃ(行きましょう)あべじゃ!

岩手の方言がPRによく使われているので観光客としては嬉しいのです

童話村の周囲を囲む柵に鹿踊りのレリーフが飾られています

踊る人が被った鹿の頭のお面に付けた長い布が腰まで隠しているようです

その格好で上半身を前後に揺らしたり、鹿の動きのように跳びはねたりする踊りです

かなり昔に一度見せていただいた時「激しすぎっ!」と思っていました

あー、もう一度見てみたいなぁ

「二十六夜」のイメージかしら?

月とふくろうが外壁に描かれています

初代銀河トレイン

イベントで作られた後に花巻市へ寄贈後、童話村で運行していたそうです

Bahnenはドイツ語で鉄道という意味、赤い文字は「汽車ポッポ」と書いてあるみたい

平成10年に作られたものなので内部は結構・・・

 

白鳥の停車場というお土産屋さん(右はお店のカード)

店舗が貨物コンテナというのも雰囲気を醸し出しています

この日から「花巻まつり」が開催されるそうです

白鳥の停車場のお土産屋さんで教えてもらいました

道理で花巻市のホテルの予約が出来なかった訳だ~と納得

自動販売機の上には「宇宙の音」「SLの音」と書かれています

Nが飲み物を買うためにボタンを押すとSLの汽笛の音が鳴りました

では「宇宙の音」とはどんな音なのか?気になります


岩手がっぱりあげずぼっぽ)④北上の市内は気持ちイイ~

2015年11月21日 | 旅行

すっかり晴れた北上からレンタカーを借りて花巻へ移動

台風一過にありがちな白い雲が緩やかに流れています

移動人数は2人なので今回お借りした車は軽自動車

運転中の音は「ぺーん」という音がずっとしていますが、乗り心地はまずまず

途中、小さな郵便局を見つけました

不思議そうに私が撮影していると、Nが「簡易郵便局でしょ?」

個人や団体に郵便業務を委託しているところだそうです

私の生活圏内にはなかった制度なので驚きでした

カラスでもなく雀でもない鳥が田んぼを飛んでは電線に止まるのを繰り返しています

実際はもっとたくさんの鳥がいるのです

途中小雨が降り出し、ちょっと観光に行く私にとって心配な空模様になってしまいました

窓の外には牛のご飯になる牧草ロールが整列しています

岩手は小岩井農場が有名なくらい牧場・農場には適しているのかな?

幹線道路・主要道路以外の道にひょっと入ってみると

一気に昭和の香りがするねとNの感想

Nの実家のある北海道のイメージに繋がるのかもしれません

 

昭和生まれの二人には懐かしいモノたち

商店街に飾られた紅葉の造花や横断歩道で子どもが使う黄色い旗に惹かれます

観光の予定に入れてあった「イギリス海岸」

近くの朝日橋を渡るときには既に増水状態・・・断念しました 

(花巻の思い出は別日に)

岩手県と彫られている境界杭

道の境界線とは知ってはいても、まるで「岩手県が作っているお米」みたいに見えちゃいます

その隣にあるコイン精米所

後ろのタンク、何だろう? お米を入れるのかな? 入れるならどれくらい入るのかな?

使い方を全く知らない私・・・一度はボタンを押してみたーい!

これまたノスタルジーを掻き立てられるライト

オレンジとグリーンのプラスチック、ウチの近くにもあったなぁ~

駅前の観光案内には鬼剣舞の顔出し看板がありました

頭に付け毛、赤いたすき、鎖帷子、袴に太刀といういでたち

鬼だと思ったお面は実は「仏様」(!)、陰陽五行に由来する色と言われています

「消火栓です!」 とセリフが出ていそうな消火栓

水色と緑で北という文字をデザインした、北上のシンボルマークがカラーで描かれています

きれいに赤く塗られているので、ちょっと見は本物とは感じにくいです

でもきれいなのって見るからに気持ちが良いです

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花巻のお天気はどうかな?