![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s1_spr_sakura.gif)
紅染めの最も淡い色でやまざくらの花の色がそのまま色名になりました。
昔からいちばんに愛され続けている日本の伝統色です。
平安時代には男子でも桜色の狩衣を好んで着用した貴公子がいたとか。
桜を愛する人々がその心のうちを花の短い命に譬えてたくさんの歌を詠みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a2/633c4d4b16180295e93c26e169299668.jpg)
開花から、ここ一週間ほど花冷えの日が続きました。
少女の唇のようなつぼみが桜ながしに打たれてうな垂れていました。
桜雨はやさしくつぼみを滴で濡らしてかすかな香りを漂わせます。
花の雨は人の心をしっとりと落ち着かせ清らかにしてくれます。
さぁっと通り過ぎる花時雨に震えているうちに満開の花の時を迎えました。
桜色に染められた街の佇まい、ほんの一時の夢の街を歩いてみましょうか
s・y
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fashion_pumps.gif)
さざなみや志賀の都はあれにしをむかしながらの山ざくらかな
平家 忠度の段
今日の一枚 「春らんまん」 宮下柚葵 肉筆