わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

若息子、歯の矯正

2013-04-13 | 日記
 若息子は、歯の噛み合わせが悪く、前歯の間に隙間があるので、歯の矯正が必要と言われました。そして今日はとうとう、ブレイスを入れる日。上息子は先月、根管治療と親知らずの抜歯をしたばかりなのに、今度は若息子の歯の矯正で、息子達は歯が痛いが、親はお財布が痛い。痛みはそれほど無くとも、不快感が大きくて、若息子は超不機嫌。上息子は、自分も先月は酷い目に遭ったんだからと言いますが、それでも一回限りの抜歯に比べれば、矯正は二年がかりで、この期間中はポテチやクッキー、ナッツ類やソーダはご法度、甘いものもダメ!宣言された若息子は、すっかり落ち込んで鬱に。実際には、ブレイスをした子たちもクッキーやケーキを食べているので、破片が挟まらないようなソフトタイプならOKなのでしょうがね。アメリカの子供は殆どが歯の矯正をするので、若息子の回りもたいていが矯正経験者か矯正中のお仲間です。週が開ければ、そんなお友達がいくらでもアドバイスをくれるでしょうから、若息子の欝も治まるのではないかと…

 歯の噛み合せが悪いのは、親の私も同じですが、若息子はOver-Bite(上の前歯が完全に下の歯に被さる)のとは逆で、私はUnder-Bite(下の前歯が上の前歯に被さる)。見た目が悪いのはもちろんのこと、偏頭痛等の原因になっているのですが、指摘された時には既に40代目前だったし、父は50になる前に総入れ歯になっちゃったこともあって、あと何年自前の歯を使えるか判らないのに、このトシになって二年間も矯正具を付けたくないや、と、放置です。だから、この二年間は鬱陶しくとも、その後は生涯ラクになるんだから、頑張れ、息子。元カリフォルニア知事のシュワちゃんも、マドンナも前歯の間が開いているけど、アメリカでは「下品」と見なされ勝ちです。だから、このすきっ歯も同時に矯正してもらいます。彼らのような大物が隙っ歯はご愛嬌ですが、普通の人の隙っ歯は「どうして直さなかったの?」になっちゃうw

 歯をクリーニングして、ブレイスをセットし、その後は歯の磨き方等の指導を受けて、ざっと2時間弱。歯医者さんに行く前に近くの図書館に寄って、本を借りて待ち時間をやり過ごしました。借りたのは、海堂尊氏の桜宮サーガから「ジーン・ワルツ」と「ケルペロスの肖像」と、「三匹のおっさん・ふたたび」です。トーランス市の図書館は、マメに日本の人気小説を仕入れてくれるのでありがたい。桜宮サーガシリーズも、今迄ちゃんと順番通りに、図書館に入っており、その最新版が、この二冊でした。「ジーン・ワルツ」は主人公の女医さんのかっこ良さに惚れた!完全犯罪だよね、これは。そして「三匹のおっさん」は、痛快下町人情ものです。こういうの大好き。登場する全員に好感が持てて楽しく読めましたが、「ふたたび」って事は前編があるわけで… 今度はそれを探して、市内の分館をさまようことになりそう。町内自警団を作って、ボランティアで街を守る3人の還暦過ぎたおっさん達がステキすぎ。「ケルペロス」は待ってる間中に読めなかったので、今夜、寝る前のお楽しみ。

 その頃、上息子はマーチングバンドの資金稼ぎで、20人程の仲間と近所のスーパーの駐車場で洗車サービス。10時から2時の間に、なんと$316も稼ぎました。スーパーでお買い物の間に車がきれいになる(しかも手洗い!)、お代は志し分なのですが、男の子が請け合うと$10、ダンスガードの女の子だと、なぜか$20を置いていく人が多かったそうな。私も車を洗ってもらい、頑張った洗車隊の面々にピザとソーダを振舞って、ま、結構お高い洗車代ではありましたが、数カ月ぶりに車が綺麗になって気分が良いです。しかし来月のピザは、誰か他の親御さんに買ってもらってねwww 



ちなみに昨日ブックオフで買った本は全部読んでしまった…orz