わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

益々広がる貧富の差

2013-04-23 | アメリカのニュース
 アメリカの景気は回復しつつ有るというのが、一般的な見方として定着してきたように見えますが、今朝の新聞によりますと、その実態は、上位7%の家計の資産が28%上昇したのに対し、残り93%の資産は減っているというレポートが発表されました。ピュー・リサーチセンターの報告によると、2009年から2011の間に、800万の全米で最も裕福な家計の純資産が270万ドルから320万ドルに増加したのに対し、1,110万件の最下層の家計は14万ドルから13万4千ドルにジリ貧してたんだって。金持ちはより肥え太り、貧乏人は益々困窮してんじゃないの、っていやんな予感が実際に数字で明らかにされちゃった。このレポートを伝えるLA Timesの記事はここ

 2011年には、全米の資産の63%が、上位7%の富裕層によって所有されていたそうですが、この割合は現在ではもっと多くなっていそう。ピューによると、超金持ちと一般人の違いは、金持ちの資産は株などの金融製品で、一般人の資産で最も大きなものは家・土地の不動産なので、ここ数年の不動産価値の低下の影響をモロに受けて、資産価値が減少したそうな。すると、持ち家もない、更にその下に位置する私みたいな貧困層は、まぁ、ひたすらビンボー道を突き進め、ってことですか、そうですか。ありがとうございました…な、訳ないだろ!(怒)

 折角、オバマが勝っても、相変わらず共和党の支配する議会によって、この不公平を是正するための税法改革その他の政策は阻止されてばかり。本当にね、上位7%のえげつない金持ち以外で共和党に票を入れた人の気がしれません。しみじみと、どうして?ねぇ、どうしてなの??と、きいてみたい気がする。でも、本当に話し合ったら、無茶苦茶ムカついちゃうと思うけどw



マジ医者行ったほうがいいって