わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

キューバを味わう

2013-04-28 | グルメ
 若息子のスペイン語クラスのレポートのために、キューバ料理のレストランへ行きました。別にキューバのことを習っているのでもないのに何故キューバ?なのか、先生も判らないそうですが(カリフォルニア州の教育委員会からの要項に従ったテーマなんだって)、前学期みたいに正統派メキシコ料理を作る、とか言い出さなかっただけ、母は内心で安堵の溜息を漏らすのだった。美味しかったし、楽しかったけど、準備とか色々大変だったんだもん。

 行ったのは、マンハッタン・ビーチ市にあるキューバ・レストランのベルサイユ。LA周辺に4店の支店を構える老舗です。西LAに住んでいた頃には、カルバーシティーのオリジナルのお店に月に一度は通っていました。と、いうのも、その頃、息子達が合気道を習っていて、お店が道場の近くだったのです。マンハッタン・ビーチのお店はメニューは同じでも、なーんか味がオリジナルほど絶品ではないし、脂っこい。頂いたのは、やっぱここはキューバの伝統料理でしょう、ということで、ポークと黒豆、チキンとイエローライス、そしてキューバ風サンドイッチ。金曜の夜に、お友達が送ってくれた「岩合光昭の世界ネコ歩き―キューバ・ハバナ編」を見て予習も万全(ヲイ!)

ポークと黒豆。ご飯がシトラス風味で美味しい


チキンとイエローライス


 キューバといえば思い出すのは、20年前、ワシントンで知り合った外交官の奥様は、以前はキューバに駐在していた方で、色々と面白い逸話を聞かせてくれました。そのうちの一つが、電気や水道が止まったら、他の外交官の奥様に電話して、「水道が止まっちゃって困っているの、でも心配はしていないわ。だって、ここはキューバですもの。素晴らしい公共サービスがすぐに直してくれるわ」と、英語で(←ここんトコ大事)お喋りするんだって。会話が盗聴されてるので、本当に直ぐ修理に飛んでくるらしいwww

 もし電話で「フィデルってハンサムでかっこいい!本人に会ってみたい!」って言ったら、ベルが鳴ってドアの向こうにフィデル・カストロが立ってたかも?そのハンサム・フィデルも今や一線を退き、弟のラウールの後継者も決まって、カストロ独裁にも陰りが射しつつあります。キューバ危機から半世紀以上が過ぎ、フィデル・カストロは老い、ご本尊のソビエト連邦も消滅して長い。これからは、キューバもどんどん変わっていくように思います。


 ところで今日、小耳に挟んだ話。ロシア東部ノボシャビンスクに住むクズネンコ一家は、養子12人を含む15人の子持ちです。4月25日のTVライブの質疑応答セッションで、クズネンココ家の女の子が、プーチン大統領に、家の近所に公園が欲しいと頼んだら、プーチンはその場で公園をプレゼントすると約束し、27日には本当に一家の裏庭に遊具が組み立てられちゃった。ロシアでは国内の養子縁組増加を図っているので、12人もの孤児を引き取ったファミリーへのご褒美でもあるそうです。しかし、さすがのプーチン大統領、「ウラディミール様にお会いした~い!」って言ったら、本当に現れるかも?おそロシア… 



親はやることやったんで、あとは若息子のレポート次第