goo blog サービス終了のお知らせ 

流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

文香と法話

2012年04月10日 | 日記
今日から
高松市立美術館の
市民ギャラリーで版画展が開催されていますが

開催前の
作品搬入をしている時間に拝見
ひとくちに版画と云っても さまざまな技法や表現方法があるものですね

その一つが



ギャラリーの窓際で
何やらメンコ状のものを 置いている人がいました

近寄って見ると
金魚を刷った作品で
もう一度 離れて見ると
街路樹の木漏れ日の反射が まるで水面の光を連想させます

さらに驚いたのは
この作品、じつは、単なる切紙ではなく「文香」なのだそうです ※文香=手紙に同封する お香です



表面と裏面の間に
お香をサンドイッチ
いやはや、なんとも風流な作品でした

そして今日は午後から
愛媛のお寺さまの写経会の会員さんに法話

文香の風流さを思い起こしながら
写経をした最後に書き入れる「為書き」に
何と書くか? 何を願うのか? 何を祈るのが良いのか? など
「祈る」ということをテーマにして ひととき お話しを聞いていただきました


明日は
高知のお寺さまの婦人会の皆さんに お話を聞いていただく予定です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする