京都市伏見区にある浅田製瓦さんの鍾馗さん。
上記の「桃山鍾馗」の中に
>初代が人形師に頼んで石膏型を作ってもらい、
>石膏型が減るたびに型を作り変えながら製作しております。
と書かれており、初代のころから作り続けていることになる(現在の浅田晶久さんは三代目)。
浅田製瓦さんの沿革を見ると、大正2(1913)年に設立されているので、もうすぐ100年だ。
おうちの方の話では、家は大正10年か12年に建てられたもので、
屋根を葺き替えるときに屋根裏部屋で鍾馗さんを見つけ、外に出したという。
浅田製瓦さんの沿革や、日本で石膏が使われ始めた時期=こちら=と照らし合わせると、
この鍾馗さんは家を建てたときのものであろう。
屋根裏部屋にいた間は風雨にさらされていないので、見た目はまだ新しい。
=2010年7月8日撮影