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鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

コメント欄を閉じます  (8/29)

2011-08-29 21:00:00 | お知らせ
師匠のkiteさんが寄稿している、みちくさ学会の鍾馗さんのページが更新されています。
「たまには俺達にも言わせろ!」と題し、前書きに
     そもそもマイナーな鍾馗さんに組み敷かれてしまった、
     マイナーの極みとも言うべき鬼たちにスポットライトを当ててみます。

と書かれています。ぜひご覧くださいませ。


留守にしますので、4日までコメント欄を閉じます。




海南市日方  (8/28)

2011-08-28 14:07:53 | 和歌山県
鬼瓦さんが見つけられたこの鍾馗さんについて、kiteさんは次のようにおっしゃっています=コメント欄参照
今回発見された鍾馗さんは、私もこれまで一体しか見たことのない珍しいものです。
kiteさんが見つけているのは大阪府茨木市島ですから、直線距離にして約80キロ離れています。



厳しい残暑が続いている中、この鍾馗さんを求めて27日に行ってきました。
居場所はあらかじめ鬼瓦さんから教えていだいており、難なく見つかりました。







歩いて来た道を引き返すのではなく、町歩きを楽しみながら近くにある寺を目指して遠回りしたところ、
寺の正面でそっくりさんを見つけました。



海南市黒江と日方の路地を歩いて気づいたのは、鬼面の鬼瓦が民家のあちこちで見られたことです。
これでは鍾馗さんの出番がないのかもしれません。



車を止めた近くまで戻って、黒江ぬりもの館に寄り、
喉を潤すと同時に紀州備長炭食用パウダーで作られた「黒いパン」を食してきました。



帰りがけに前回正面から撮れなかった鍾馗さんのいるお宅まで行ってみました。
今回はタイミングよくご主人が外に出ておられ、中庭に入れていただくことができたので
鍾馗さんについて聞いてみましたが、「いつごろのものか知らない」とおっしゃっていました。



棟瓦と同化していて、遠くからでは見分けられません。

244年前  (8/17)

2011-08-17 08:11:26 | 折々に

鬼瓦さんとkiteさんの3人で立ち寄った和歌山市薬勝寺にある薬王寺で、
「明和四歳 亥四月」と刻まれた古い鬼瓦を見つけました(「歳」は「年」だと思います)。
明和4年を西暦に直すと1767年になり、244年前になります。
kiteさんが4月下旬に奈良県橿原市で見つけた鬼瓦よりも少し古い鬼瓦でした。


「瓦師 孫八」



「泉谷川 瓦師孫…」



「泉州谷川」



「泉谷川」「泉州谷川」の谷川は、大阪府南部の泉南郡岬町多奈川谷川のことで、当時はこの辺りで瓦産業が盛んだったようです。
鬼瓦さんもこちらこちらで谷川瓦を取り上げておられます。

検索していると、鬼瓦さんの「糸の先」(リンク)にある「うずの田舎暮らし」に、「孫八」の名が出ていました。

海南市多田(おおた)周辺  (8/16)

2011-08-16 13:42:05 | 和歌山県
1カ月ぶりの探索の舞台となったのは、和歌山県海南市北部から和歌山市南部にかけての「熊野古道」沿いで、12日に行ってきました。

鬼瓦ノ呟キさんが海南市で見つけた鍾馗さんを取り上げておられたので、師匠のkiteさんにつれもていこら意味はこちら=と声をかけました。
鬼瓦さんも仕事をほっぽり出して途中から合流してくださいました。(感謝)

これまで紀の川以南での発見例は少なく、鬼瓦さんが記録している
すさみ町    和歌山市    御坊市 と、
師匠のkiteさんが伊都郡九度山町で=こちら
私が海草郡紀美野町福田で通りすがりに見つけた=こちら=だけ。
(鬼瓦さんは、私たちが行く前の7日にも近辺で新たに3体の鍾馗さんを見つけて連絡をくださいました)
ですから、鬼瓦さんが多田集落周辺で7体見つけた、というのは大ニュースになります。



師匠の収蔵室に収められている#650ですが、剣の持ち方が違います。

#063大阪市住吉区住吉のものと同じです。

南向きに上の2体が、北向きにも1枚目と同じものがあります(下の方に掲載しています)。=海南市多田で



上と下はよく似ており、親戚に当たります。師匠の収蔵室の#189です。=和歌山市小瀬田で

=海南市多田で



新種です。鬼瓦さんはご自分のブログではまだ取り上げていません。=海南市多田で


こちらも新種ですが、正面から撮れなかったのが残念。=海南市且来(あっそ)で



 
=左右とも海南市多田で                             

 
=左は和歌山市境原で、右は和歌山市吉礼(きれ)で



鬼瓦さんが車の中から見つけてくださいました。=和歌山市伊太祈曽(いだきそ)で
師匠の収蔵室の#619だと思います。釉薬が塗られています。



熊野古道周辺の海南市と和歌山市で計11体見つけました。
なにかある……熊野古道沿いの別の地域にも目を向けなければなるまい。

鬼瓦さんが、私たちと別れたあと、海南市内で1体見つけておられます。=こちら