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鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

天理市別所町

2010-05-31 06:01:16 | 奈良県
袖と裾が風に翻っており、剣を構えた表情から推して、邪鬼と渡り合っているところか。

撮影ポイントを探して行きつ戻りつしているとき、
おうちの方が仕事から戻ってくるという幸運に恵まれた。
木戸をくぐって厚かましく中庭に入れていただくことで、近くから撮ることができた。

鍾馗さんのことを伺うと、
江戸時代の家を建て替えた際、業者が焼き直しをしてくれたそうだ。
この鍾馗さんが当時(江戸時代)のものかどうか知るすべはない。
11体目のサウスポー。
=2010年4月21日撮影

「型」

2010-05-30 05:46:26 | 折々に

アカシジミ=2010年5月30日撮影(午前11時30分頃追加)


昨日、「型」を用いてつくられたのでない、と書きました。
そっくり鍾馗さんは「型」からつくられていますが、その型はなにでつくられていると思いますか?
師匠・kiteさんのブログに答えがあります。=こちら

吉野石膏のホームページを開くと、「せっこう基礎知識」という項目の中に「『せっこう』の歴史」が書かれています。

鍾馗さんが型でつくられ始めたのはいつごろかわかりませんが、
石膏が普及したであろう昭和に入ってから、と考えるのが妥当だと思います。
それまでは職人さんが手間をかけて1体ずつつくりあげていたのでしょうね。


ネジキ(捩木)の花=2010年5月29日撮影

高市郡高取町

2010-05-29 07:37:34 | 奈良県
                 =2010年3月30日撮影


=2010年3月30日再撮影《2009年7月18日発見》


=2010年3月30日再撮影《2009年7月18日発見》


=2010年4月21日再撮影《2009年9月8日発見》


上に並べた4枚の写真を見比べると、
■日本人離れした容貌
■“独創的”な剣の持ち方
■左手の親指と人差し指の間を開いている
など共通点が多くあっても、「型」を用いてつくられたのでないことは一目でわかる。

師匠のブログでも紹介されており=こちら=、リンク先の収蔵室には兄弟たちが一堂に会している。

高市郡高取町

2010-05-28 05:37:03 | 奈良県
この鍾馗さんを撮ってから2週間ほど後に師匠にメールで写真を送ったところ、
「胸の○大のマークから、こちらの親戚かもしれないですね。」と教えられた。(リンク先は師匠のホームページ)

師匠から指摘された後、自分でも「○大マーク」入りの鍾馗さんを撮っていることを思い出し=こちら
2つの写真を並べると、剣の持ち方もよく似ていることがわかった。
間違いなく親戚だろう。
=2010年3月30日撮影