天理市《１》

１０月２４日は天理市内の寺めぐりをしてきました。
奈良県内へ行く場合、高速道路（阪和道～西名阪道）は使いません。
朝の渋滞に巻き込まれるのが嫌で家を早朝に出発し、時間調整しながら一般道路を走ります。
天理市の中心部まで１時間４０分ほどで行くことができます。
天理市を選んだのは、「楽餓鬼」というブログを見つけたからです。
（リンクを貼ってよいかどうかご本人に確認していないため、今回はリンクしません）

楽餓鬼さんは、私の師匠であるkiteさんと、kiteさんの師匠の服部さんが
８月１日付の朝日新聞夕刊で取り上げられ、
それをご覧になって鍾馗さん探しを始められたそうです。
（新聞掲載後にネットでも公開されています＝こちら）

楽餓鬼さんのブログに掲載されていた写真のうち４体は見たことがなく、
その居場所を教えていただいたことで、天理行きを決めました。



同じ鍾馗さんですが、赤く色づいた葉を入れてみました。

撮影日：２０１２年１０月２４日
撮影地：天理市田井庄町







※上の２体は楽餓鬼さんに教えていただきました。
撮影日：２０１２年１０月２４日
撮影地：天理市石上町



撮影日：２０１２年１０月２４日
撮影地：天理市佐保庄町



撮影日：２０１２年１０月２４日
撮影地：天理市長柄町



この手の鍾馗さん、どれも同じように見えて、kiteさんの収蔵室で探し出すのは苦手です。
撮影日：２０１２年１０月２４日
撮影地：天理市長柄町

高市郡明日香村飛鳥

前回から２日後に再度、明日香村を訪ねました。
この日は日曜日でしたが、観光客も少なく思う存分楽しめました。
明日香村へはこれまで幾度となく足を運んでいますが、
飛鳥寺周辺は“空白地帯”でした。





新米の便りが届いてから数週間たちますが、
稲の刈り取りが終わっているところ、まだこれからのところ、それぞれでした。
稲藁を束ねている男性に「腰が痛いでしょう？」と声をかけると、
作業をしている手を止めて背筋を伸ばしながら「痛い、痛い」と、
実感のこもった言葉が返ってきました。





飛鳥寺のすぐ北側にある来迎寺の山門では、
「二十四孝」に出てくる人物の一部が見られます。
◆「雄峯閣－書と装飾彫刻のみかた－」
◆「いこまいけ高岡」


飛鳥寺の近くで５体見つけましたが、２体が新顔でした。

どちらも素朴で、嫌みのない鍾馗さんです。






※実は、ここへ行く前に明日香村真弓へ寄り道しています。
kiteさんからの情報を頼りに１体探し当てていますが、
詳しくは掲示板で取り上げていますので、そちらをご覧ください。


撮影日：２０１２年１０月２１日
撮影地：高市郡明日香村飛鳥

高市郡明日香村真弓

下市町をあとにして、次に向かったのは明日香村です。
地名でいえば明日香村真弓というところで、集落内にはマルコ山古墳があります。
１０月といえば観光シーズンまっただ中ですが、
平日だったこともあり、この集落に観光客はいませんでした。
マルコ山古墳から何かが出土すれば、また大勢の人たちで賑わうのでしょう。



狭い道路から家々の屋根の方を見ていて、この煙出しに目が留まりました。
時刻はまもなく１３時３０分を迎えようとしています。
太陽を正面から見る形の完全な逆光で、まぶしくてまぶしくて。
でも、黒っぽい何かがいるのはわかりました。

真向かいに寺があり、そこへ行くには階段を上がらなければなりません。
階段には手すりがつけられており、それに手を添えて上がったわけですが、
目は煙出しの方に向けたままで、足元を見る余裕はありませんでした。
動物や昆虫であれば目を逸らしたときにいなくなることはよくありますが、
鍾馗さんは動かないのでそこまでする必要はないのですがねぇ。
階段の途中で止まって、カメラのレンズを向けました。


そこには紛れもなく、太鼓腹をした立派な鍾馗さんがいて、
「よくぞ俺を見つけてくれた」とでもいうような仕草をしていました。

探し出す楽しさ、見つけたときの嬉しさ
鍾馗さん探しの醍醐味は、これに尽きます。


撮影日：２０１２年１０月１９日
撮影地：高市郡明日香村真弓

吉野郡下市町下市

下市町では５体見つけましたが、
そのうちの４体はこれまでに紹介しているものでした。




若くてきりっと引き締まった顔をしています。
「凛々しい若者」という言葉がぴったりの鍾馗さん。
撮影日：２０１２年１０月１９日
撮影地：吉野郡下市町下市

朝焼けと夕焼け

昨日の朝焼けです
撮影地：奈良県葛城市


昨日は天理市内を、鍾馗さんを探して歩き回っていました。
その行き帰りの光景です。



昨日の夕焼けです
撮影地：堺市南区