昔は寺に自由に出入りでき、不審者として住職らに尋ねられることはなかったが、
仏像の盗難などが相次いだことから、最近はそうもいかないようだ。
住職や家族の方が見えるところにいれば断ってから境内に入れてもらうのだが、
見えないときは“無断進入”することもある。
この鍾馗さんの場合は“無断進入”だった。
鍾馗さん正面の道路端からでは軒が邪魔をしてまったく見えない。
うーーーん、この鍾馗さんを写すには境内しかない!
迷わず境内へ入って手っ取り早く写真を撮り、何食わぬ顔で道路に戻った。
ものを壊したり盗んだりの悪いことをしているわけではないが、
内心は冷や冷やしていたのである。
=2010年7月10日撮影 (地図)