食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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しびれ鍋にはこのスパイス☆内側から温める花椒

2018-11-24 | 体を中から温める
この冬は「しびれ鍋」が流行っているそうですね。
今回は、この“しびれる”味を演出してくれるスパイス「花椒」がテーマです。


「かしょう」とか「ホアジャオ」と読みます。
日本の「山椒」と区別して「中国山椒」とか「四川山椒」と呼んだりします。
(日本の山椒も同じミカン科サンショウ属で、木の種類が違うそうです。)

どちらも温める力のとても強い熱性の食材です。

花椒は、薬膳では体を内側(脾胃)から温めて寒さを取り除く、経絡を温めて痛みを止める、湿を乾燥させて痛みを止めるといった働きがあるとされています。
殺虫の働きもあります。

冷えからくる胃痛・腹痛、関節や筋肉の冷えや痺れ、手足の冷え、生理痛などに用いられます。

しびれる味は中国語では「マー」といいます。
そう、あの麻婆豆腐の「麻」です!
ビリビリくる感じがクセになるんですよね~(*´艸`)

使い方は粉末になっているものを利用するのが一番便利です。
写真のようなホールタイプのものは、鍋のスープや煮物にそのまま加えたり、熱した油をジュッとかけて香味油にするのもおススメです。すごくいい香りがします。
ピクルスを作る時にお酢に加えるのもいいですね♪

日本の山椒で作ったちりめん山椒も大好きです(๑´ڡ`๑)
生の山椒の実は、塩ゆでして瓶詰めにしておくと、冷蔵で1年ぐらい保存がききます。
魚の煮つけの臭み消しにも使えるし、ぬか床に入れてもいいですよ~。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
花椒(かしょう、ホアジャオ)
性味/帰経
熱、辛/肺・腎・脾・胃

効能
体を脾胃から温めて寒さを取り除く
経絡を温め痛みを止める
湿を乾燥させて痺れを取り除く
殺虫



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