食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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手足やお腹が冷える方に

2014-12-08 | 体を中から温める
いろいろ忙しくしてたら、あっという間に前回から日にちが経ってしまい…(´・ω・`)反省。
久々の今回は、冷え症の方にぜひ摂り入れていただきたい食材をご紹介します!


ハーブの「フェンネルシード」、薬膳では「小茴香(しょうういきょう)」と呼んでいます。
ちなみに「大茴香(だいういきょう)」もありまして、これは以前ご紹介した「八角」「スターアニス」のことです。

小茴香は、魚料理に使われる糸のように細い葉「フェンネル」の種です。
独特の香りとかすかな甘みがあります。

体を中から温める食材です。
を温め寒さを取り除く、気の流れをよくして痛みを止める働きがあります。
お腹・腰・手足の冷えや痛みがある時、生理不順や生理痛の時にも、摂り入れてみてください。

葉と同じように魚料理の臭み消しやスープに、また、ザワークラウトやピクルス、クッキーやパンに入れても美味しいです。
意外かもしれませんがご飯にも合います。炊き込みご飯やお粥に入れてもイケますよ~(*´艸`)

健胃のハーブとして用いられますが、薬膳的にも同じ働きがあると考えられています。
食欲がない、冷えから起こる嘔吐がある時に、お粥に入れるのもいいですね☆

簡単おうち薬膳レシピ
小茴香とたらの炊き込みご飯
体を中から温め、体力を回復させます


材料(2~3人分)
小茴香1g強 生たら3切れ(皮なし) 米2合 しょうが4g 酒・塩適宜

作り方
(1)米2合はといで炊飯器で水加減し、小茴香を混ぜ、15~30分浸水する。

(2)生たらは塩と酒を振りかけておく。しょうがは皮をむいてせん切りにする。

(3)米の上にたらを乗せ、しょうがを散らして炊飯器のスイッチON!

(4)炊き上がったら、たらを取り出して骨を取り、ほぐして炊飯器に戻し、さっくり混ぜる。

骨があるので、ひと手間かかりますが(4)のように骨をよけてからご飯と混ぜた方が、食べやすいです。

たらは体力・気力アップの食材です。気と血を補う働きがあるので病後の体力回復期に。たらのことはまた別の機会にご紹介します(^_-)

淡白な味なのでいろんなおかずに合いますが、小茴香の香りとたらのうま味を活かすなら野菜カレーがおススメ!市販のルウを使わないサラサラのインドカレーによく合います☆

ただしその性質上、暑がりな人やほてりのある人は摂り過ぎないようにしてくださいね(^_-)

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、辛/肝・脾・胃・腎

効能
腎を温め寒さを取り除く
気の流れをよくして痛みを止める
胃の調子を整えて嘔吐を止める



↓12月の開催テーマ↓
『内から温める食材で冬を乗りきる!』
『妊活中の食養生』
『はじめての食養生~体と食べ物の陰陽~』
詳しくはこちらをご覧ください。

おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
漢方・薬膳との出逢い


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