現在開催中の「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」と観てきた
場所は東京ステーションギャラリー
会期は10/12~2025年1/5まで
家具を始めとするライフスタイルの提案が人気のテレンス・コンラン(1931-2020)の人物像と業績を紹介する企画展
コンランの関係者からのインタビュー映像が実に熱量があって圧倒される
「無駄なくシンプルで機能的(Plain,Simple,Useful」なデザインを信条とするコンランがモダン・ブリテンのデザインをけん引し、多くの人がその魅力に惹きつけられライフスタイルに影響を受けたことを知る
商品をデザインするだけでなく、こんな使い方があるとショップのディスプレイで提案することまで手掛けた
今では当たり前になっている、雑貨売り場での商品を重ねてディスプレイするのもコンランが手掛けた最初のセレクトショップhabitatが最初だったそう。
最初に見たときは衝撃だったろうな・・・と思う。
食器皿のデザインもコンランが一変させた(以前は周囲に帯の一円があるのが一般的だったらしい)
家具・雑貨に留まらずショップの経営やレストラン、更には町の再開発にも参画したと本展覧会で知る
起業人としても才覚があったのだろう。
日本(京都)に滞在した際のエピソードで、茶碗をみて他の食器とどんな組み合わせが良いかを直ぐ考える人だったと紹介されている
また、どんなに良い商品でも手の届かない価格ではダメだ、とも。
「住」からの生活の充実を見直したくなる展覧会だった