side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

もういちどベートーヴェン 中山七里

2020年05月09日 | 書籍・雑誌
あれほど不足が叫ばれていた 不織布マスクが一転今度は飽和状態なのだそう。
最近では地元の店舗でも山積みされて置いてあります。
全世帯に布製マスク配布が始まった後の4月20日頃から入手しやすくなったとのツィートが散見されるようになりました。
不思議なのは不織布マスクを置いている店舗がドラッグストアではないこと。

私は布マスクでもOKですし、今はシャープのマスクの当選を楽しみに待っているところです。

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*****ご注意 一部ネタバレを含む可能性があります *****


中山作品の中でも人気の岬洋介を主人公とするシリーズ
2019年4月 第一刷発刊

法曹界での抜きんでた才能をみせつつ、ピアノの世界を選んだ20代の岬洋介の世界が語られている
この物語の後、ショパンコンクールを題材とした 「いつまでもショパン」 に続く
題名に「もういちど」とつくのは、岬の高校時代を描いた 「どこかでベートーヴェン」のその後のエピソードだから。

司法試験をほぼ満点のトップ合格した岬洋介が司法修習生として研修をスタートさせた
前期の研修から傑出した成績をみせる岬
同じグループの天生(あもう)は岬に対して嫉妬と憧憬の複雑な感情を抱きながら、自身の趣味のクラシックコンサートに連れて行ってしまう。

実務研修で配属になった埼玉地検で岬達の指導教官が絵本画家の妻が絵本作家の夫を殺害したとされる事件を担当する。
夫婦のペンネームが漢字とひらがなと違うことに違和感を持った岬は冤罪ではないかと思うようになる。

そして司法修習生の立場でありながら、ピアノコンクールに挑んでしまう。

作品中に使われる曲は 天生の好きなベートーヴェン ピアノソナタ30番、 ピアノ協奏曲5番「皇帝」、
コンクールで披露される ベートーヴェン ピアノソナタ32番、21番 (ワルトシュタイン)

「このミステリーがすごい」大賞作家書き下ろしBook vol20-24 (2018-2019)掲載
巻末に次作 「合唱 岬洋介の帰還(仮題)」の予告

装画 北澤平祐、 装幀 高柳雅人









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