ピアニスト反田恭平さんのファンクラブは昇華して現在はSolistiadeという音楽サロンとして活動、様々な音楽家との交流の場所をも提供している。
Solistiade主催として会員限定のコンサートが先週開催された
場所はサントリーホール
ホール入口の公演の案内が「関係者のみ、Private Concert」
抽選申し込みのチケットは全て外れて諦めていたが追加公演の追加募集(先着順)でなんとか行くことができた。
前半の目玉企画は「JNOを振ってみる!」
選ばれたファン6人が指揮者としてJNOと共演するというもので、ステージに上がった方々の堂々とした振舞いに関心するとともに、個性が演奏に現れるのを感じることができた良企画だった。
その後反田さんのソロ3曲で休憩へ・・・と思ったところで、ゲストの務川慧悟さんが登場
2人の仲の良さを感じるトーク後、連弾を披露
休憩が8時20分過ぎからという、ファンサービスしすぎでは?と思うほど。
後半は反田さん指揮、務川さんソロ、演奏JNOのシューマンピアノ協奏曲
この日はステージ裏側の席は開放せず、正面とサイドの席だけ
満席といってもいい客入りでした。
ファン限定のコンサートだったこともあり、会場は終始温かなファミリー感溢れる雰囲気に包まれていました。
終演が9時半近く、分散退場の規制もありました。
(演目)
モーツァルト 歌劇「魔笛」より序曲
「JNOを振ってみる」: ブラームス ハンガリー舞曲第5番より
モーツァルト アイネクライネナハトムジークより
ピアノソロ 反田恭平 ショパン
マズルカ風ロンド ヘ長調
ラルゴ 変ホ長調
ポロネーズ第6番 変イ長調
ピアノ連弾 反田恭平・務川慧悟 ブラームス
ハンガリー舞曲 第1番、第2番、第5番
(休憩20分)
シューマン ピアノ協奏曲イ短調作品54 ソリスト務川慧悟
(ソリストアンコール)
バッハ フランス組曲第5番より ジーグ
途中のトークでは、
2日前にウィーンから帰国(翌日から2夜連続のコンサート!)
ウィーンでは指揮の勉強をしてきたこと
オープンニングの魔笛序曲は奈良の新コンサートホールのこけら落とし公演で演奏したいと思っていること
務川さんからはサントリーホールでの共演は5年先くらいと思っていたが早くに実現できて嬉しいと
今後のコンサート予定もパンフに記載され、その宣伝もチラリ
行きたいけどチケット取りが大変、とみんな思ったはず
パンフと一緒にオケのメンバーの配席表もという心配りも流石だなと思いました。
JNO(Japan National Orchestra)は反田さんが同年代の演奏家に声掛けで結成されたオケですが、最近では参加希望者が増えて・・・とTV番組で話していましたね。
今回の企画も素晴らしかったですし、次になにを仕掛けるかプロデューサーとしての反田さんにも興味がつきません。