METライブビューイング マノン (DEC19)

METライブビューイング2019第2作 マスネ作マノンを観てきました

マノンは小説を原作にしたオペラでプッチーニも同じ原作でマノンレスコーを作っています

マスネ版は主人公マスネの固執するほどに華やかな社交界への憧れをメインに描いていますので、舞台全体がきらびやかでフランス風味のある洒落た感じです

このライブビューイングシリーズは日本以外はMET公演と同タイミングでライブ中継しています。
実際の幕間に当たる時間には出演者のインタビューや舞台設営の様子を流してくれるところも非常に興味深い

今回紹介されたのは舞台下から顔を覗かせているプロンプターとライブ中継しているブース

プロンプターは舞台前方で万が一の為にスコア、台詞をずっと出しているのだそう
舞台前方にあるあの出っ張りは何？照明？と常々思っていたので、ひとつスッキリしました。
今時コンピューター操作ではないんだと驚きましたが、舞台の進行状況をみながら、例えば台詞とばしがあれば臨機応変に対応しなくてはならないとなるとやはり人が対応するのが一番なのでしょう。
オーケストラピット側からプロンプターブースに入りますが、プロンプターの方のためにも休憩は必要だと思いました。

全世界に発信する中継チームの紹介ではでは、舞台撮影にカメラが８台使われていることや、舞台進行に合わせて字幕をつけて発信します。
字幕は8カ国語に及ぶ、と紹介されていた

舞台設営もそうですが、ひとつの作品を作り　METライブビューイングとして発信するのに実に多くの裏方が存在することも分かって私はオペラと合わせてとのも楽しみにしています。

マノン：リセット・オロペーサ
騎士デ・グリュー：マイケル・ファビアーノ
レスコ：アルトゥール・ルチンスキー
プレティニ：ブレット・ポレガート
指揮：マウリツィオ・ベニーニ
演出：ロラン・ペリー

次作は蝶々夫人で2月に放映予定
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