*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります!*****
埼玉県から都内の幼稚園に転勤してきた舞子は都市部ならではの周辺高齢者住民からの騒音クレームや待機児童の保護者対応に直面する
自分は職務を全うするだけだ、と自分のスタンスを堅持する舞子でした
幼稚園の敷地内で小動物の死体が複数回発見され、犯人特定もできない事態に形ばかりの夜間巡回でお茶を濁そうとする幼稚園園長
舞子が巡回の担当日に担任クラスの少女の遺体が幼稚園門の前で発見される。
最悪なことに舞子は巡回の予定時間を早めに切り上げていて、そのことを責められることになる。
果たして犯人は園とは関係のない変質者なのか、クレームを入れる周辺住民のひとりなのか、まさかの保護者なのか、、、
中山作品ならではの最後のどんでん返しも健在でした。
ミステリー作品としては面白く読みましたが、報道等にも上げられる幼稚園・保育園を巡る環境は読んでいてなんとかならないのか、、、と思いました。