side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

日本初演 アデス @サントリーホール

2022年10月08日 | 音楽
パシフィックフィルハーモニア東京(PPT)の定期演奏会
ゲストピアニストが角野隼斗さんで、曲目を確認せずにチケットを購入した
場所はサントリーホール

演目はトーマス・アデス 「ピアノとオーケストラのための協奏曲」(日本初演)
慌てて予習をしようとしたけど、間に合わず。

トーマス・アデスは1971年ロンドン生まれの作曲家・ピアニスト・指揮者
オペラ 「テンペスト」の作曲でも有名

急・緩・急の3楽章からなる協奏曲は、なんだか不思議な空間でフワフワした感じで一気に最後まで来てしまった
楽しげなんだけど、拍子が度々変わるし不協和的旋律が現れたりして、落ち着かない感じ
jazzぽいフレーズは角野さんの得意とするところですが、拍の取り方がいつもより大きいような・・・
席が正面やや左で角野さんの弾いている姿が良く見え、常に拍をとっていたようで、、、難しい曲なんだなと視覚的に感じました。
終盤に向けてオケと一体感が強まる感じがして駆け抜けた・・・・
演奏が終わった後の飯森指揮、角野さん、オケの歓喜・充実感・達成感に満ちた雰囲気が感動的だった。

公演直後にツイッターのスペースで飯森さんと角野さんの対談
アデスの協奏曲を「面白そう」と演奏することに決め、それから楽譜を手にして「なんじゃこりゃ」と・・・楽譜をみて複雑さに驚いたようなエピソードを語っていました。

アンコールはガーシュイン I got rhythm
アデス風味を効かせた角野さんアレンジバージョン
協奏曲、初演成功の余韻・興奮を上手く心に染み入らせる演奏でした

(休憩20分)
ホルスト 惑星
入場時配布されたシートに照明・映像を使った演出と案内があった
それぞれの楽章(星)にあった映像で視覚的にも楽しめた。

私は初めて通しで「惑星」を聴いたのだけど、最も演奏されることの多い「ジュピター(木星)」は多く演奏されるだけの理由があるのだな、と実感できた。

映像を用いた演出は新しい可能性を感じたけど、恐らく冷却ファンと思われる機械音が始終聞こえていたのが残念だった

オケのアンコールはなし

角野さんファンの多さもあり、通常のクラシックコンサートとは違った雰囲気を味わった夜となりました。
公演直後のスペース配信も、これからの定番になるかな





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