しかし！！素人作業の誤算がっ！

日焼けしまくって状態の悪かったボンネットだけど、ヘコミとか気になるほどのキズはなかったんでサフ吹きは省略した。
それが悪かったのか！？単に、素人作業の限界か？
光沢のあるブラックのスプレーを吹いてるのに、まるでツヤ消しブラック！
輝きが出ない。
薄く吹く事を繰り返していけばきっとツヤが出る…と信じてやってもまるでダメ！
足付けのヤスリが、光沢を奪ったのかなぁ。
吹く作業自体はそれなりにテクがあるのでダマになったり垂れたりしないが…厚く塗ってみても…光る箇所と光らない箇所がムラのように現れた。
う～～～～～ん…どうしよう！？

光ってキレイな箇所をよく見ても…しょせんは車体本来の焼きつけ塗装とは全然違う完成度…。ツヤが出てない箇所を見ると…それなりにクールじゃないか！
ムクムクとオレの中に…
「おい、一度は乗りたいと思ってたマットブラックの車にするなら今だゾ！」
黒いシモっちょがささやいた。
「ダメだよ。オモチャの塗装とはワケが違うんだぞ。台無しになったらどうするんだよ！」
白いシモっちょが割って入る。
悩み…2分ほど考えるオレ…。
「おいおい、迷わず行けよの精神はどうしたんだよ？」
黒い…いや、ツヤ消し黒のシモっちょがアオる。
よっしゃ！シモザワ、お前、男だろ！！！
ツヤ消しブラックのスプレーに持ちかえるオレ！！

プシュ～～～～～～～～～～～～～ッ！！

……やっちまった！！やっちまったよぉぉ！！！