SHOTGUN TERRY OFFICIAL BLOG 『ガイコツマイクのバカ大将』

テリー&スラング、テリー&ベアーズのシンガー、ショットガン・テリー(テリー下沢)の珍記録がココにある!

テリー&スラングvsダイプリティ

2004-06-27 | Terry&SLANG
2004年3月~年末まで、残念ながら、日記データの修復ができませんでした。
かわりに、テリー&スラング公式サイト用データに残っていた、ダイプリティ戦の記事をお楽しみ下さい!


2004年6月27日。
イギリスのサイバーパンクバンド・ダイプリティとの共演ライヴの日がやってきました!
3月のラブミーテンダーでのライヴ前には、すでにこの日までの3本のライヴが決まっていたので、
メンバー一同、それぞれのライヴに位置づけを考えました。
ラブミーテンダーはCD取り扱い店でのインストアライヴという事もあり、
顔見せと宣伝を兼ねて1stアルバム中心に簡潔なステージ、
THE ACES WILDとの「キャットパレード」は、自分達の主催ライヴでもあるし、
テリー&スラングの集大成といえる、バラエティに富んだ楽曲を披露する長めのステージ、
そしてダイプリティとの共演は、主催のイベンターから「若いパンクスの連中に
ロカビリーの良さを理解させてあげてほしい」と言うような事を言われて、逆の意味で発奮。
そもそもテリー&スラングは「ロカビリーの良さ」を伝えるには本道からはずれすぎているし、
若いパンクス達に上から何かを教えるよりも、ガッチリと勝負がしてみたい!
よし!テーマは「パンカビリー」だ!
おなじみの楽曲達を、いつも以上にスピーディーに!
MCもまったく入れず、セッティング込みで30分という持ち時間のすべてを演奏に回そう!
かくして、30分で9曲というメニューを組み、まずは体力作りからスタートいたしました…。

さて当日、初めて出演する新宿LIVE FREAKに到着。
決して広くはありませんが、ステージも高く、とても見やすい作りになっています。
リハーサルで音を出しても、ステージ上の音がとても聞きやすく、
メンバー一同「今日はいいライヴになりそうだ!」と手応えを感じずにはいられませんでした。
楽屋に入り、しばらく談笑していると、テリー&スラングのリハを見た
ダイプリティのメンバーが、あいさつに来てくれました。
ロカビリーバンドの花形はウッドベース、という事もあり、ロッキンエイトをとても気に入った様子で
「お前のウッドベース、最高だよ!」と英語で話しかけてきてくれたのですが、ジっと無言でにらみ返すエイト!
エイトがだまっているので「迫力もあるし、グレイトだったぜ!」と、さらに語りかけるダイプリティ。
その瞬間!
「あっ?キサン誰に喧嘩売っちょんかちゃ!あっ?クラしちゃろうか?」と、
イギリス人よりも頭ひとつ高い位置からにらみを効かす大巨人エイト!
「おいおい!誉められてるんだよ!ヘ〜イ、サンキュ〜サンキュ〜、
ウッドベース?イエス!カッチカッチねぇ〜」と、あわててフォローするテリー。
その横では、クララベルとナントキングコールが「それ、日本語じゃん…」と
冷たい視線を投げかけていました……。

さぁ!いよいよ開演時間です!
いつものように全員で手を合わせ「テリ〜〜!」「スラングッ!」と気合を入れます!
会場では、イカしたDJが場内を盛り上げて、ボルテージは最高潮!
SEの「お熱いのはお好き?」に乗って、テリー&スラング登場です。
新調したエドワードジャケットのテリーが「BOP! Let's BOP!踊ろよDo it! Do it!」と歌い出した瞬間、
会場の熱気は一気に頂点に達しました。
冒頭に記したように、パンク仕様の曲目をたたみかける内容にしたのは大正解で、
初めてテリー&スラングを見たオーディエンスが最前列で激しく飛びあがる姿を見て、
ステージ上のメンバーもさらなるパワーを受け取るという、
客席と舞台が見事にキャッチボール状態になった、素晴らしいライヴとなりました。

たった30分、されど30分。
テリー&スラングにとって、生涯で一番濃密な30分を過ごしライヴは終了。
完全燃焼の達成感を胸に、セカンドアルバムのレコーディングのため、これにてしばらくライヴ活動は休止です。
いいカタチで、レコーディングに入れると痛感したテリー&スラングでした。



2004.6.27(sun) LIVE FREAK「ROCK GIGS」

1.BOP! LET'S BOP!
2.HYBRID ROCK'A BILLY
3.SHAKE RATTLE&ROLL(カバー)
4.HONEY PIE
5.放浪列車
6.BIG DADDY COOL
7.恋のトラベリンバンド〜テリー&スラングにおまかせ〜
8.FUCKIN MAMA R&R
9.JUNKYARD DOGGY STYLE