SHOTGUN TERRY OFFICIAL BLOG 『ガイコツマイクのバカ大将』

テリー&スラング、テリー&ベアーズのシンガー、ショットガン・テリー(テリー下沢)の珍記録がココにある!

またまたまたまたテリーの部屋

2010-06-24 | Terry&SLANG
動きっぱなしの朝の仕事が終わってから、あわただしくビーチくんを全速力で漕いで自宅に寄って機材を取り、またビーチくんでスタジオへ…。
ちょっこし大変ではあるんだけど、身体は完全にウォームアップ済みというか、声はとっても出やすい。
やっぱり、声を出すってのも運動なんだねぇ(?)。

さて、スワロー・スリー・ジョーとの練習でございます。
今日のジョーは、アクエリアスとミネラルウォーター持参で「どっちか好きな方を取って下さい」との事。ミネラルウォーターを選ばせて頂きました…。(って、まったくどうでもいい情報ですな)

今日は、前回からやっている、「シェイク~」の改造から産まれた新曲。
とにかく、1曲バッチリ通してプレイできる楽しさをスリー・ジョーに感じてほしくて、超シンプルなアレンジで、でもアクセントがつくように何箇所かキメも作り、反復練習。
結果、なかなか良い、イキオイのあるロカビリーナンバーになってきたよ。
あくまで、「テリーの部屋」用のセッション曲だったけど、オレのデジタルMTR「一文字」にリズムトラックを収録して、クラっちょに渡してギターをかぶせてもらおうかな…なんて思ったりして。

他にも、最初の顔合わせの時からやってる「ジャンクヤード」を復習したり、スリー・ジョーのリクエストで「ビッグダディクール」に挑戦してみたり、8ビートの新曲ロックンロールを試してみたり、充実した練習。
そんな中、またもや流血のスリー・ジョー。うぅ…頑張ってるなぁ(涙)。
スリー・ジョーは「練習を手伝えるかなと思って参加したのに、なんかオレの練習になっちゃってて…すんません」と言ってきたが、いやいやいやいや、ガッチリ、オレ自身の練習にもなってるぜ。
すっかり、二時間歌い終わってもノドは全然問題ないというコンディションに戻せたし、ベースを弾きながら歌う事は、オレにとってもまだまだ課題が多いからね。
地味な、反復練習が必要なんだよ。
(まぁ、このスタイルで今後やっていくのかはまだわからないけどね)

練習後は、いつものファミレスへ。
これまたどうでもいい情報なんだけど…このファミレスに来るたび、必ず、我が悪友「キド」にそっくりな外人がメシを食ってるんだよね~。
最初、本当にキドがいるのかと思ったぐらい、ななめ後ろから見ると似てて、なんか妙におかしいのだ!(興味のある人は見に来なさい)


さてさて、夜。
仕事が終わってから今日の練習の録音を聞く…。
あれれれれ??どーゆー事??
どうやら、スタジオの天井マイクのフェーダーが下がっていたようで…卓を通したオレのマイクの音だけが収録されている!
オレのマイクがタイコもベースも拾ってるから、一応演奏も聞けるんだけど…歌が入ったとたん、すげぇ音量でオレの声が……。
今日、せっかくスリー・ジョーもいい感じでできてたのにぃ…。
まぁしかし、自分の歌をじっくりと振り返るにはこれ以上ないってぐらい聞きやすかったので、たまにはこういうのも良かったかな?

GANGWAY

2010-06-23 | Weblog
九州のロッキンエイトから、モッズのDVD「GANGWAY」が送られてきた!
エイトよ、ありがと~~っ!
早速見たが、エネルギッシュで素晴らしかったぜ。
以前の、梶さんドラム時の25周年の野音DVDをよく見返すんだけど、アレはもう、円熟の域に入ってると言えるが、最近のライヴはなんともこう…ドラムのシュウから放たれる若い「気」に、フロント3人もイキオイ付けられてる感じがするなぁ。
まぁその分、ライヴ全体が一本調子になってるかなってところもあるけど、メンバーも今はコレがいいのだろう。
まぁとにかく、世間的にはオッサンの年齢になってきたオレから見てもオッサンな年齢のMODSの若々しいステージを見て、燃えるモノがあったぜ!

あふれちゃう……あふれでちゃうよぉ!!

2010-06-22 | Terry&SLANG
と、ゆーワケで、詞や構成までできた完成形の曲、ちょっこしアイデアだけの曲とか、なんか色々、あふれ出てきてるのである。
先日クラっちょに、これからこんなのやろうよ、と数曲のデモを送ったのだが、そこからさらにどんどん増えちょる。

スワロー・スリー・ジョーとのセッション(?)も、「ジャンクヤード・ドギー・スタイル」だけでは面白くないので、ほぼ同じリズムの「シェイク・ラトル&ロール」もやろうかな…でもさすがに、10代の頃に書いた日本語詞をずーーーっと歌ってるので飽きたな…あらたな日本語詞に変えてみようか…なんてイジくってるうちに、こういう詞なら、メロディもこう変更して…と、なんか違う曲になってしまった。
すごくシンプルで良いな…とも思ったけど、「シェイク~」に「ティア・イット・アップ」を足しただけじゃん!って雰囲気も満載なため、さらにもう一案、曲の最初の2小節だけシェイクに似てて、そこからはまったく別曲ってのも作ったりした。
そちらは歌詞もまったく別世界にして…。
このような、「産み出す作業」が、まったく苦もなく、楽しくて楽しくてどんどんあふれ出てきて…どうしよう??
こんな感覚、昔にもあったぞ…と思い出すと、テリスラ旗揚げの頃だね。
オレという人間、ためにためておかないと爆発できないタイプなのか??

さらに別の、8ビートのR&Rのアイデアも持って前回のスワロー・スリー・ジョーとのセッションに挑み、スタジオ模様を録音して、後からアイデアを客観的に聞いて、仕上げていくべきか、却下か、しばらく寝かすか…等を判断していく今日この頃。
あ、ちなみに、「シェイク・ラトル&ロール」から産まれた2曲をスワロー・スリー・ジョーと合わせてみて、スリー・ジョーに「どっちがいい?」と聞いたところ、シンプルな方をチョイスしたため、そちらを今後、重点的にやる事に。
詞も、ちょっと実験…ってほどじゃないけど、メッセージソングにしてみたんだ。
テリスラ以降のオレは、あえてメッセージ性の強いモノを避けてたんだけど(広い意味で言えば、放浪列車もハイブリッドロカビリーもメッセージソングではあるけどね)、思いっきり直球の言葉を乗っけてみた。
ここ1年ぐらいで、目標が何もないような若者に接する事が何回かあって思う事があった…という部分もあるけど、もう一度、音楽に向き合い始めたオレ自身に向かって投げている言葉でもある。

前にも書いた事があるけど、次にリリースする作品は、過去のミニアルバムと比べ物にならないぐらい「いい音」で録りたいって思いがあるんだけど、それとは別に、最近あふれ出た曲達を手持ちの機材で簡単に録って、マイスペースで気軽にアップしてみようかな…って事も考えてるんだ。
試作品としてアップして、みんなの感想なんかを聞きながら、リリース用の本当のレコーディングに挑んでいく、みたいな。
まっ、今は何もかも、思いつきで書いてるだけだから今後どうなるかわからないけどね。
でも、近々ようやく、クラっちょとの首脳会議が行われそうな気配だし、そこで何かしら、方向が見えてくるかもしれないね。
お楽しみは、これからだ!

勝手に…じゃない2ショット!

2010-06-20 | B-BOO(ヴィヴィオビストロ)
しばらく掲載していなかった「勝手に2ショット」
今回は、許可を取っての2ショット…というか、
近ちゃんがバイクで「八百屋さん」になって遊びに来たのだ!
う~~~~ん、可愛いカッコイイぞっ!
オレの、可愛いカッコイイ車とで、「スカルスター・ビークル倶楽部」の初の2ショットだ!(ちなみに、この倶楽部にはもう一人、クラっちょが所属しております)

すごいぜ本田家!

2010-06-18 | Weblog
九州のロッキン・エイトからメール。
「サッカーの本田と我らが本田多聞は親戚らしいです」との事。
ほぉ~~~~~、そうなんだ!
普段サッカーに興味のないオレも、ワールドカップ前のアチコチのスポーツ番組で、サッカーの本田の有言実行ぶりの特集を見てすっかりファンになってた次第。
そんな中で、プロレス界との接点を聞いたんだからこれは嬉しいぜ。
確か多聞って、お父さんもオリンピック選手なんだよね。
本田家のDNA、おそるべし!

そんな話から、少しエイトとメール会話をしたが、元気そうで何より。
先日は沖縄のタカオからも、新日の沖縄大会のスタッフをやって、試合後にライガー達と飲んだとメールがあったし、みんな地元で頑張ってるようで嬉しいぜ。
オレもしっかりやらんと!

テリーの部屋

2010-06-17 | Terry&SLANG
チュールル…(以下略)

今日のテリーの部屋も、ゲストはスワロー・スリー・ジョーでございます!

スタジオに入るなり、「これ、どうぞ…」と、バッグの中から取り出したのは…
ポカリスエットだ!!

オレはせっせとセッティング。
(マイクに楽器に…と、結構あわただしいのよ!)
その間、「ジャンクヤード~」のCD音源に合わせて、一人練習していたスワロー・スリー・ジョーなのだが……前回よりも確実に進歩していた!
「すごいじゃん!練習してきたのかい?」と聞くと、
「自分なりに、やってきました。最初は太ももをスティックで叩いてたんですが、内出血するまでやってしまって…で、今は枕を叩くようにしまして、昨日までに枕を二つ、破いてしまいました」とスリー・ジョー。
う~~む、素晴らしい……。
(練習用のドラムパットみたいなのを持ってて、使わず眠らせている人がいたら、スワロー・スリー・ジョーにプレゼントしてあげて!)

で、オレと一緒にプレイ。
今日は、博多バンドマンの伝統の(?)「高倉健」でドラムのフィルを説明。
歌詞カードを渡し、「そこの、『チャンスはつかむものだぜ』って歌詞が来たら、『高倉高倉健!』って叩いてくれ!」と指示をしたら、ツボに入ったようで爆笑のスワロー・スリー・ジョー!
他にも、「ここの、サビに入る前には『高倉!』って入れてくれ!」とか、今日は健さんだらけになりました。

みっちりと二時間練習をして、ファミレスへ。
ランチを食いながらあ~だこ~だ、くだらない話をして本日の「テリーの部屋」も楽しく終わっていった。
このブログを見ているであろうスワロー・スリー・ジョーよ、ありがとう!

オリコン芸能人事典

2010-06-15 | Terry&SLANG
ついさっき知ったんだけど、テリスラは芸能人事典に入ってるんだねぇ!(爆笑!)
しかし…スケジュール欄はガラ空き…
話題度グラフという表があって、ナゼか去年の夏頃にグラフが上がっている…
オレの話題が何かあったのか!!??気になるぜっ!!
さらに笑えるのが、「Terry&SLANGのページを見てるユーザーは、この芸能人もチェックしています」という項目があり、そこに出ている芸能人が、大島優子、板野友美、前田敦子………って、どういう事だよっ???
オレが、こないだのKEJ48総選挙で2位に落ちたから???

さぁ、笑いたいキミは今スグ、チェックだ!↓
http://www.oricon.co.jp/prof/artist/366606/
(直リンを貼れないシステムになってるようなので、アドレスをコピペしてね!)


自分のブログに、初めて「板野友美」って書いちゃってドキドキのボク…

親父バンド

2010-06-12 | Terry&SLANG
朝、1時間だけなら入れるぞ!と、急いでスタジオへ。
5分前に着いたのでラウンジで一息ついていると、年配の方がギターをかついで現れた。
次々と、ベースを持った方やスティックを持った方が現れる。
ハゲちゃってたり太鼓腹だったりするが、皆、笑顔だ。
「昨日は飲み会があったけど、ほどほどで帰ってきちゃったよ~」とか「寝坊してスタジオに来れない夢を見ちゃって、ドキっとして起きたよ」とか、実に楽しそうに談笑している。
世間では親父バンドなるムーブメントが起きていて、コンテストも開かれてるのはもちろん知っているが、同じスタジオで見かけるのは初めてだ。
いやぁ~~~~、ステキだねぇ!
ビバ!親父バンド!!
ラーメンひと~すじ~~♪

肝心の、オレ自身の練習は…ちょっとトラブルがあって納得いかず。
悔しい!!

オレ、負げね!

やめてけれ!

すけべじっこ!

さくら水産のランチ

2010-06-08 | Weblog
トレーニング後はとくに、ちゃんとした栄養補給と倹約も兼ねて昼飯は自分で作る事が多かったんだけど、ちょっと飽きてきたのでメシ屋を探す。
前に¥500の焼肉ランチを発見して入ったら、キムチ&ナムル食べ放題だし、出てきた肉の量も多くて「こりゃいいぜ!」と思ったのもつかの間、肉にまったく味がなく、紙を食ってるみたいでイヤになった事があって…。
ちょうどいい店ってのがないんだよね。

フラフラしてたら「さくら水産」があった。
前にクラっちょがブログでオススメしてたようなしてなかったような…とにかく、入ってみるか…。

ビルの地下へ、階段を降りる。
う…ホントに、この先に店があるの?
なんか、処刑されに向かう階段のような、異様な雰囲気だぞ。
その先に、超・入りくい感じの入り口が…。
いやいや、迷わず行けよ!!

店内…ちょっと殺風景だな……刺身定食の食券を買って…。
すると、刺身の盛り合わせだけが運ばれてきた。
むむ、なかなかいいぞ。この価格にしては充分な内容の刺身だ。
他はすべてセルフサービスなんだって。
どんぶりに大盛りのご飯をよそって、味噌汁も入れて、味付けのりももらって、お新香も取って、生卵も、トレーニング後なので3個…。
なんか、すげぇボリューム!
たんぱく質も炭水化物もたっぷり!
ご飯のおかわりもして、そうめんもあったから満腹の腹にさらに流し込んで…。

う~~~~ん、かなりの満足だ!
プラスチックの食器にちょっと萎えたけど、これだけ栄養補給ができれば合格だ!
トレーニング後は通う事になりそうだね。

テリーの部屋…あれ?第何弾だっけ?

2010-06-04 | Terry&SLANG
チュールル♪チュルルチュールル…以下略。
テリーの部屋でございます。

と、その前に!
ちょいと頭にくる事があるぜよ。
バンドのメンバー募集サイトってのがたくさんあるんだよね。
あーゆーのを見て、ドラマーを探してみたんだよ。
昔の感覚だと、ドラム人口って少ないからあまり期待してなかったんだけど、「当方ドラム、加入希望」なんてのがゴロゴロいるんだよね。
最近はタイコも多いんだなぁ…なんて思いながら、ロックンロールが好きそうな事を書いてるヤツらに、かたっぱしから連絡したんだよ。
ちょうどテリスラのマイスペースも始めたし、そこで曲を聴いてもらえるから手っ取り早いし。
そしたらね~~。
まっ、社交辞令も含まれてるとは思うけど、おおむね「かっこいいですね」とか、「熱さが伝わってきて、好きです」とか返事をくれたんだよ。
ロックンロールだとかロカビリーの趣向に合いそうなヤツに連絡してるから、まずまず理解はしてもらえたんだなぁ…と、文面の先まで目を進めるとだな。
「でも、本格的すぎて、私は参加できません」とか、「趣味で、ゆるくやりたいので、すみません」とか、「アマチュア志向ですので、御遠慮します」とか、とにかく!
すべてが「お断り」って事だったのだ!
おいおい、オレ達程度を本格的って…キミはどんなバンドをやってたんだよ?
アマチュア志向なので…って、オレだってプロじゃねーよ!
そんなこんなで、なんと11人!
「加入希望」と、わざわざネットで告知してるヤツら11人にさえ断られた、不人気ロックバンドのテリスラでした。チャンチャン!

そんなこんなで、メン募サイトでのドラマーへの連絡がちょっとイヤになってたここ数日、突然、一人の男からメールをもらった!
オレの、このブログの「テリーの部屋」の記事(?)を見て連絡してきたとの事。
ちょっと前に、「スネアだけ叩き係」みたいな、使えないヤツでも参加しないか?って書いたんだけど、それを本気にしたらしい。
おおっ!その意気やヨシ!
自から「加入希望」なんてネットに出しておきながら、セッションしようとさえしないクソファッキンチキンシット野郎達より、ずっと肝がすわってるじゃないか!

早速、記載されてた携帯番号に電話。
「もしもし、オレの名はショットガン・テリー、世界では二番目のシンガーだ。ユー、連絡くれた男だよね?」
「はい、前からブログ見てたんです。テリー&スラングのCDも持ってるんですよ。最近、職場でもムカつく事が多くて、何か楽しい事ないかと探してて…。テリーさんのブログを見て、ちょっとした手伝いでもできたらなって思いまして」
「ほう、それはステキだ!ロックンロール好きかい?」
「もちろん!」
よっしゃ!これはもう、テリーの部屋で遊ぶしかないだろう!

チュールル♪チュルルチュールル……本題へ!
テリーの部屋でございます。

待ち合わせのスタジオのラウンジに現れた男…。
グラサンで、バッチリ決めてるじゃないか!
「よぉ!連絡くれた、根性ある男だな!」とオレが言うと、
「はい!あ、これ、どうぞ…」と、手に持ってたポカリスエットをオレに。
いきなりポカリかよ!
なんかひょうひょうとして面白いぞ。
「しかし、今日はクソ暑いのに、長袖着てちゃ大変でしょ?」
なにげなく聞いたオレに「タトゥーが目立つもんで、長袖着てる事が多いんですよ」との事。
どんなタトゥーなんだ??
見せてよ、と言おうと思ったが、会ってすぐにあまり根掘り葉掘り聞くのも悪いか…とやめてみた。
そう、オレは結構、気を回すいいヤツなのである!
「ところで…オレはキミを、なんて呼べばいい?」と聞くと、
「オレの名前は…スワロー・スリー・ジョーっていいます」

むむむむ!!

スワロー・スリー・ジョー!!!!

なんか、かっこいいじゃねーか!
クレイジー・クール・ジョーみたいな響きだし、ロカビリー界最高峰のドラマー、スリム・ジム・ファントムみたいな感じもするぞ。

さぁ、スタジオだ!
オレが用意した、新品のスティックをプレゼントする。
そして「スネア係」の準備。
ドラムセットのポジションから、スネアとシンバルを移動させて、オレがあーだこーだ指示しやすい位置でかまえてもらう。
興味津々にスティックを握り、スネアを叩いてみるスワロー・スリー・ジョー。
その様子は……本当~~に、まったくの初心者だ!スティックを持つのも人生初!
この「テリーの部屋」シリーズは、高校生の初期衝動を思い出させるって前に書いたけど、ますますそんな感じだな。
テリスラの曲を聞き込んできてくれたので、曲に合わせて手拍子を打つ感じでスネアを叩いてと頼み、オレは新兵器のヤマト(黒いセミアコベースね)を抱えて、簡単な曲「ジャンクヤード・ドギースタイル」をやってみる。


1曲終了……。

ガッハッハッハ!!
面白い!
やっぱりオレは、生きた人間と一緒に、顔を見ながら何かをやるってのが好きなんだな。
次はハイハットのかわりに、シンバルもチンチン鳴らして…とか注文しつつ、オレが見本を見せて叩くと、一生懸命に食いついてくる。素直でいいじゃん!
素人だから何もできないのはわかってるから失敗とかミスとかをビビらず、とりあえず思いっきり叩いて、ついてきて!と、気合を入れてもう一回、ジャンクヤード!
おぉっ!なかなかいいぞ!
(我ながら…簡単な持ち歌があって良かった!)

オレは完全に調子に乗り、スネア係のジョーにテンポを指示し、好き勝手にベースを弾いて歌いまくる。
テリスラじゃやった事のないブランニューキャデラックにチャイニーズロック、ブラックキャッツの曲ならよく知ってるというジョーに合わせ、テリスラでも取り上げたジニージニージニー…雰囲気だけでやってるからオレのベースも間違いまくりだったが、楽しく歌い続ける!
するとジョーが「あれ?」と声を上げる。
「どうした?」と聞くと、指の皮がむけて流血…。
ワオ!早くもドラマーの洗礼を受けたか…。
なんて笑ってる場合じゃないぞ。
オレの遊びにつきあってくれてるんだから。
「すまんねぇ…じゃ、この辺でやめておくか…」と言うと「ダイジョブです!やりましょう!」との返答。
よし、じゃ、軽くやってくれればいいから…と、時間いっぱいまで楽しくもメチャクチャでグチャグチャなセッション大会は続いたのである。

スタジオを出てファミレスへ。
「どうだい、スワロー・スリー・ジョー。また付き合ってくれるかい?」
「楽しいですよ。またやりましょう!今日やった事、練習してきます」
「おっ、いいねぇ~~。次回は、脚…キックもやってみようか?」
「え?脚ってなんですか?」
「バスドラって、デカイのがあるだろ?アレだよ」
「え???あれって??バンドの名前を書く、看板みたいなもんじゃないんですか??」
はっはっはっは!!ステキだぞ、スリー・ジョー!
オレが笑いながら色々つっこむと、
「今日に向けて、ユーチューブでブラックキャッツのジニージニージニーを何度も繰り返し見て、参考にしてきたんですけど…脚は踊ってただけだったような…」
はっ!そうだっ!
最初期のブラックキャッツは、素人上がりだから知らなかったのか、あえてそうしてるのかわからんが、キックを踏んでないんだ!
まさにバスドラは、バンド名を書く看板である!
笑いのたえない会食も終わり、次回の「テリーの部屋」の約束もして、ジョーは去っていった。

面白いぞ!スワロー・スリー・ジョー!