SHOTGUN TERRY OFFICIAL BLOG 『ガイコツマイクのバカ大将』

テリー&スラング、テリー&ベアーズのシンガー、ショットガン・テリー(テリー下沢)の珍記録がココにある!

即席ベーシスト その3

2005-02-26 | Terry&SLANG
なんか雰囲気悪いな…。
外周りの仕事を命じられた為、2日ほどバンドのリハーサルを見る事ができなかったのだが、たった2日あけただけで何やら場の空気が険悪なムードにかわっていた。
音楽監督のギターリストと、作曲もアレンジも得意としているギター兼キーボードのAクンが揉めているらしい。
(このAクンは今現在皆さんがテレビを見ていれば必ず聞いた事のあるようなCMソングのアレンジを多数手がける事になる男。当時から曲もアレンジも色々なアイデアを抱えていた彼としては、自分の意見をもっと反映させたかったんだろうな)
本番まで日数もだんだんとなくなってきたし、ここはひとつ譲り合いながらうまく切りぬけてほしいぜ、なんて思っていたオレは甘かった!!
翌日、芝居の稽古を終えライヴハウスに顔を出すと、そこにはAクンと、Aクンと意気投合していた、最年少のキーボード・Dちゃんの姿しかない。
「あれ?みんな、メシでも行ってるの?」なんて気軽に聞くと、「いや…テリちゃん、大変な事になっちゃったよ。もうみんな、来ないかもしれない…」とAクン。
どうも、昨日のリハーサル後のミーティングで修復不能なほどの口論となり、音楽監督のギターリストは「やってられないからやめる!」と言い出したそうなのだ。
いや、やめるって…もうあと1週間で本番なんだぜ!大人なんだから決められたスケジュールだけは乗り切ってからやめてくれよ!
結局、会社の方からギターリスト一派に連絡を取ったものの、Aクンをやめさせなければ戻らないとの事。
するとAクン、自分が必ずなんとかするから、自分をリーダーとした新しい体制で一からやらせてほしいと言う!
おいおいおいおい、時間的に大丈夫なのか?
心配はあったもののAクンの熱意はものすごく、彼を信じる事になり、ギターリスト達はそのまま消えていった…。
ここからのAクンの仕事は速かった!
地元、東北のバンド仲間だったギター、ベース、ドラムに連絡をつけ、拝み倒し、翌日にはギターとドラムが上京してきた。
楽曲も、これまで合わせてきたものをやめ、すぐに新しく6曲の譜面と打ち込みで作ったデモテープが用意された。
ただ一つ、Aクンの思惑がはずれたのは、一度は承諾した東北のベーシストから、「やっぱり仕事を休んで上京するのはムリだし、いきなり曲を合わせて数日後に札幌公演なんて荷が重過ぎる」と、断りの返事が来た事だった…。

即席ベーシスト その2

2005-02-24 | Terry&SLANG
タイトルを言えば誰もが知っているような、当時大ヒットしたティーンネイジャー向けのドラマに、あまり目立たない役ながらレギュラー出演していた女のコがオレの目の前に現れた。
名前は……そのドラマに縁のある名前って事で、仮に「ミホちゃん」とでも呼ぼうか。
どこでどう間違ってしまったのか、こんなウサンクサイ会社にやって来てしまったミホちゃん(多分、おいしい話にだまされたんだと思う)。
荻窪の飲み屋で、「これからはこのコを最大にプッシュするから、テリーちゃんもそのつもりで頼むよ!」なんて専務に言われ「わかりました」なんて返答したが、その場にいるのは社長に専務に事務の仕事をやってた兄ちゃんにミホちゃん、そしてオレ…って、またこっち側かよっ!オレはロックをやるために…ブツブツブツ……。
酒の席が盛り上がる中、家も遠いミホちゃんは先に退出。
タクシーがひろえるところまで送る役目を言い渡されて飲み屋を出ると外は雨。
お店の人が傘を1本貸してくれて、ミホちゃんとアイアイ傘で歩き出す。
ロックだなんだとカッコつけていたものの、18歳になったばかりのただのガキ。
1つ年上のミホちゃんは大人っぽく、ちょっとドキドキしたりして…嗚呼!青春!!
…って、そんな話はどうでもいいか。
とにもかくにも、ミホちゃん売り出しのためのプロジェクトがスタートした!
学校演劇(小学校や中学校に名作演劇を見せる劇団が来た、なんて事があったでしょ?アレね)の世界では実績のある会社だったので、まずは学校演劇の主役にミホちゃんを据えて、主題歌や劇の挿入歌で歌手としてもデビュー。
お芝居が終わった後にはそのままコンサートもやるという豪華な(?)プランが企画されたのである!
とは言ってもまぁオレには直接関係ない事だし、ナゼかスーツ着用で彼女の宣材写真の撮影に同行したりしながら(……)傍観者的立場で成り行きを見守っていた。
ところが!
何を血迷ったのか、会社から芝居に出演する事を命じられ、1回目の札幌公演にオレもお供する事になってしまったのだ!
おいおいおいおい、どういう事だよ…と一瞬思ったものの、やりたくない雑用をやらされているよりはよっぽど面白そうだし、ロックに目覚める前は役者志望で稽古も受けたりしていたので多少は自信もあり、連日朝から稽古場でお芝居のお稽古、午後からはライヴハウスの仕事というサイクルが始まった。
ライヴハウスの方では営業前の時間を利用して、札幌公演の、芝居後のコンサートの練習がスタートしていた。
音楽監督として連れてこられたギターリストを中心に、ベース、ドラムス、キーボード。それと作曲にギター、キーボードもこなす人が1名。
ポップス系の曲が作られ、アレンジ案が色々と試されていく。
バンドが音を出しているそばにいるってのはやはり気持ちよく、オレも休憩がてらジックリ聞かせてもらっていたもんだ。
そう、他人事のように、ジックリ…のんびり……。

~つづく~


即席ベーシスト その1

2005-02-22 | Terry&SLANG
ロッキン・エイトのブログに、テリーさんはベースを始めて3日でライヴをやったって記述があったねえぇ。
実はアレ、エイトを奮起させるために言った作り話だった……なんて事はなく、実話なのだ!
さぁ、瞳をとじて、過去を思い出してみるか……。

バンドひとすじに明け暮れた青春時代。
その中でも、一番最初にお世話になった会社は、かなりウサンクサイところだった。
もともとは演劇畑というか、B級な芸能チック溢れる社長率いる会社だったんだけど、何を思ったか唐突にライヴハウスをオープンし、音楽方面にも手を伸ばしてきたところにオレが引っかかったようなカタチで、お付き合い(?)がスタートした。
ところがこの社長、音楽の事なんてまるでわかっちゃいない。
「シャネルズが意味もなく、目立つために顔を黒く塗ってるんだから、お前達は顔を白く塗れ」なんて言ってくる始末。この時代のオレは言いたい事はすべて口にするようなタイプだったので、「彼らは黒人音楽へのあこがれから黒く塗ってるんですよ、知らないんスか?」なんて言い返して社長を怒らせたっけ…。
そんな会社なだけに、役者やタレントの卵みたいな連中が多く(当時まったく無名だったけど、今ではドラマや映画でいい味を出している脇役俳優のOさんとも一緒に仕事したりしたもんだ)、その割りには事務所側の人間が少なくて、オレの「仕切り屋的体質」を見込まれてしまったのかなんなのか、事務所サイドの人間としてスーツを着てタレントに同行する、なんて事もやらされたりしていた。(マネージャーかよっ!)
そんな風に、何かにつけて便利屋的に扱われていた(電話番、ライヴハウスのブッキングにPAミキサー、アルバイトの面接官、社長の酒の相手…18歳のオレにはめまぐるしい日々だった)ある日、会社に一人の女のコが入ってきたんだ。

~続く~

四谷・OUTBREAK

2005-02-21 | Terry&SLANG
3月26日(土)、テリー&スラングがセカンドアルバム発売記念ライヴを行なうライヴハウス、アウトブレイクのサイトがオープンとなった!
この、アウトブレイクは来月オープンする新しいライヴハウスなのだ。
う~~~ん、新しいハコでのライヴ…考えただけで気持ちいいねぇ!
こけら落としは、レピッシュのMAGUMI氏プロデュースのスペシャル2daysだって!
興味のある方、音楽が好きな方、見に行ってくれよ~~!
(もちろん、3/26のテリスラもねっ!)
四谷アウトブレイク

ミツオカ ビュート!

2005-02-20 | ミツオカ・ビュート
オレの愛車は光岡自動車のビュート。
日産マーチ(K11)をベースにした、カスタムカーである。
10代の頃に映画「アメリカングラフィティ」を見てすっかりやられてしまったオレは、いつかは絶対50年代のアメ車に乗るぞ!なんて意気込んでいたんだけど、年齢を重ねるごとに本当のオレらしさとは何かに気がついてしまった。
そう!影響を受けたモノをそのまま引き継ぐ、というよりは、どこかハズしているというか、ホンモノになりきれない嘘くささというか…。
思えば少年の頃から、アビバスとかアッドスとか、妙なロゴの入ったスポーツウェアの方に心を動かされていたもんだ。
ロックに目覚めてからも、まわりの連中がフェンダージャパンのギターを買ったなんて喜んでいるのを横目に、雑誌に載っている「テンダー」(Fの字が、よく似たカタチでTになっているのだ!)と書かれたギターにトキメキを感じたものである。
そして愛車のビュート。
こんな書き方をすると、まるでビュートがパチモノみたいで他のビュートオーナーさんに怒られてしまうかもしれないが、オレにとっては「外車に見えて国産車」、「ゴージャスに見えてチビっこい」などなど、どこかハズしつつも「かわいかっこいい」感じが波長にピッタリ合うのである!
いや、でも、これだけ気に入ってる車なんだけど、内装がマーチそのまんまなのだけはどうにも納得いかず、あーだこーだと自分でイジくっている日々。
一部からは「イジる事によってかえってひどくなっているのでは…」なんて言われているが、まったく気にせず、今日もカスタムプランを考えたりしちゃうのだった。

一見、ロカビリーバンドのような顔をして、どこか…というかかなりハズしていて、ホンモノになりきれないバンドをよく知っている気がするのは……気のせいか…。

なんだかなぁ~~

2005-02-19 | Weblog
金投資の後、昨日は超高級会員制リゾートの営業が来て、海辺に広がる豪華なマンションの写真を広げられ…。
おいおい、お前、頭悪いんじゃないか?
オレみたいな、こんな若造にそんなモノをオススメして、どうにかなると思ってるのか?

と、自分では思うのだが、もう「若造」には見えないのかなぁ…。

金投資!

2005-02-17 | Weblog
カネ、じゃなくてキンね。ゴールド!
いや~~~、そのテの、先物取り引きの会社の女のコに営業に来られちゃってさぁ。
オレは結構やさしいヤツなもんで、話聞いちゃったりしてたのが運のツキ、上司まで出てきちゃってベラベラと説明されて、うるさいやらウザったいやら…。
「ワタシ達はテリーさんに少しでも儲けてもらえれば…」なんて言うんだぜ。
なんでアンタ達が見ず知らずのオレに儲けてほしいんだよ!
それに、オレに儲けてほしいなら簡単だぜ。テリー&スラングのCDを全部買いしめてくれよ!
こーゆー人達って、儲け話を出せば誰もがとびつくと思いこんでるのかねぇ?
自分のアイデアや労力と関係ないところで産まれた儲けなんて面白くもなんともねぇと思っている人間だっているんだよ!

ダハハ!こんな事をまさに今、ショットガン・オフィスでパソコンに向かって書いてたら、また別の会社の野郎が来やがった!
今度はピシャリと帰って頂いた次第です。

ウッドベース

2005-02-15 | Terry&SLANG
ロッキンエイトのブログ(Terry&SLANG物語)を読んでいると、エイト加入時の色々な出来事を鮮明に思い出す。(夜に起きた事は大概記憶から消去されちゃうんだけど、エイトとの練習は朝だったから、よく覚えてるんだよね~。あ、彼の師匠は性獣ライガーだから、オレじゃないのか…)
指の皮がズルむけになったり、血マメを作りながら、よく頑張ったよな。
まだまだこれから伸びていくと思うし、オレも負けないようにしないとな。
そんな努力を間近で見てきただけに、テレビの歌番組で、安易に小道具としてウッドベースが使われていると腹が立つんだよね。
絵的にサマになるってのはわかるんだけど、なんてことのないJポップの曲のアテフリで、流れている音はエレベの音や打ち込みのベース音だったりするのに平気な顔してウッドベースを使うのは断固として!反対するぜ!

サイン

2005-02-14 | Terry&SLANG
別に芸能人気取りとか、アーティスト気取りなワケじゃないんだけど、バンドをやってCDなんて出していると、買ってくれた人からサインを頼まれる事がある。
それはそれで、買ってくれた人へのサービスだと思ってるけど、なんともこそばゆいんだよね~。
で、メンバーみんなに「サインしてくれって言われたぜ。みんな、頼むよ!」なんて言うと、「え~~」なんて言いながらも、それぞれちゃんと自分のサインを考えていたりして(笑)
まっ、CDに興味を持ってくれている皆さん!サインでもなんでもご希望どおりにしますから、ひとつヨロシクです!

いや~

2005-02-12 | Weblog
風邪が流行ってきてるねぇ!
今朝も近所の小さな病院に行ったんだけど、35分待ちだったよ。
で、診察が35秒。
こんなんじゃ、待ってる時間に風邪をうつされちゃうなぁ…。

画像は大阪プロレス・ツバサ選手の非売品フィギュア。
明日がケガからの復帰戦との事。頑張って下さい!