"bokuttenani - ぼくってなに" هيا بنا إلى الاحلامات

"判断留保"
“僕らしくなくても僕は僕なんだ 君らしくなくても君は君なんだ” 【ハイロウズのNo.1】

峠越え失敗

2013-05-15 05:10:11 | via - voyage - 旅
会津若松の東山温泉でフルマラソンに参加してきました。フルは初めてで、タイムは 4時間10分。
ゆっくり完走しよう、と思いつつも、4時間切るつもりで走ってたので、ちょっと悔しい。
25kmぐらいで、太ももが重くなり始め、ラスト10kmは未体験ゾーンな太ももの痛みでした。
しゃがむと痛き気持ちい、というか、しゃがめない。。。


+++++++++++++++++++

その後は市街地へ戻るべく温泉街をゆっくり下りながら
東屋で日本酒をちびちびたしなみつつ、百人一首など読みつつ、ゆっくり歩いてましたが、
途中で、「羽黒神社」へと続く鳥居と山への階段を見つけました。

ちょっと登ってみようと思ったのですが、ちょっとで済みませんでした。
終わらないつづら折りの階段、まさかの1200段でした^^
太ももの筋肉痛を癒すための軽いリフレッシュ運動もかねて登りましたが。
登る道々、つづらの折り目ごとに、「一」とか「二」とか数字が書いてあるお地蔵様が並んでいたので
いくつまで続くんだろうと思ってたけど、三十ちょいありました。

ともかく、神社まで1200段、登りつめ、湧き水を飲み、一休み。
しかしながら、ここはまだ山頂ではないな。
神社の裏に登山道(というか作業道)が隠されておるではありませんか。

ということで、山頂まで登ります(といっても小さな山です)
山頂は、平ではなく、木がたくさん生えておりましたので、見渡しは良くありません。
が、木々の向こうに、ふもとの東山温泉、会津若松の市街、夕陽に輝く田んぼの水面、さらには遠くの峰峰が垣間見え見えました。
「垣間見える」、文字通り。

ここでちょっと欲を出しまして。
同じ道を戻るよりも、峠を越えて、夕陽に照らされた町の方へ下って行こうと思いまして。
さいわい、道も続いていたので、登ってきたのと反対方向に下って行きました。
が、道は途中で終わっておりました。
「NHK会津若松中継所」なるボックス部屋(小さな小屋ぐらいのサイズ)が終点でした。
中で休めないかなとか思ったけど、もちろん鍵もかかっており。

なので、道は途切れたけど、草木をかき分けて進むことにしました。
まあ、こころなしか、道に見えなくもないのです(願望まじりの妄想かもしれませんが)
だって、町は向こうに見えてんだもん。下ればいいだけでしょ?
川の流れも聞こえるし。
暮れなずむ美しい空の色が、若干気になるところではありますが。

ぞくぞくするのです。

日は暮れる、だけど、道無き道を進んで行く。
露営することになるかもしれん。
先の見えない道中、ぞくぞくします。

途中から、斜面が急になり始めました。
ほとんど崖というか、崖です。
なので、所どこら生えている大きな木を中継しながらゆっくり下ります。
木があるところでは木にしっかりつかまっていれば滑り落ちません。

でもちょっと油断するとすぐすべって転びますね。
岩も、木も、地面も、根拠なしにその安定性を信用すれば、命取りです。

てなわけで、転びました。
つかまった、木の根っこが折れて顎に「ボコ」って当たりました。

焦った。
痛みは無かったけど、穴空いてたり、血がドバドバでてたらどうしよう!?
父よ母よごめんなさい。。。

と思っておそるおそるてで触ってみたけど、ちょっとぬめって血が付いただけ、大丈夫そうです。

とりあえず、気持ちを落ち着け、心拍数を落ち着けるために、その場に座り込んで休憩。
新聞紙をひいて、ジャケットをきこんで。

見上げれば、木の間にちらほらと星が綺麗です。
安定した地面があれば、露営もありですね。
ちょっと楽しい。



ー続く^^ー