花山歩  ~はなさんぽ~

花に逢いに山をぶら~り

紅葉山歩第二弾 東大台ケ原 

2016年11月14日 | 台高

 

 

平成28年(2016年)10月22日 曇り時々小雨

今日は土曜日。

この時期の大台ケ原は早朝より駐車場が満車になる。

午前6時過ぎに自宅を出て着いた駐車場の空きスペースは残りわずか。



8:14 駐車場を出発。

空はどんより曇り空。

今回は前半にアップダウンの激しい反時計回りのコースを計画。



降らないことを祈りつつ売店横の入口へ。

入口にはクマ注意の看板。

今年は例年以上によく見かける。

入山者が多いので大丈夫だと思うが念のためクマ鈴を用意する。



シオカラ谷に向け登山道を下る



石の階段道が終わり道がゆるやかになるとブナの紅葉が目に付く。



シオカラ谷の釣り橋には僅かな時間ではあるが急な階段道を下る。

時計回りコースだと後半のこの階段登りが堪える。



階段途中からは紅葉に包まれるシオカラ谷の釣り橋が。



シオカラ谷の流れも紅葉の中。



シオカラ谷の釣り橋を渡ると道は石ゴロの急登となる。

今回のコースではここが一番キツイ登り。



急登が終わるとトウヒ、ブナの森の中緩やかに高度を上げる。



シャクナゲ坂に掛かると再び急登となるが、シャクナゲの咲く頃には花の回廊が出現する。



登山道沿いはブナの森。



大蛇嵓の分岐。

右折して狭い岩稜を行く。



いよいよ大蛇嵓。



大蛇嵓から竜口尾根をとおして行者還岳から弥山、八経ヶ岳へ続く大峰連山の大パノラマが。



大蛇嵓の先端からは紅葉の不動返しの岩峰。



大岩壁を紅葉が彩る。

日差しが有ればもっと映えたのに残念。



分岐まで戻り右折し日出ケ岳に向かう。



牛石ケ原には笹原と立ち枯れの木々と紅葉が。



尾鷲辻へ笹原の中フラットな道が続く。



尾鷲辻の分岐まで来ました。

来年に尾鷲道をマブシ嶺まで歩く計画なのでちょこっと偵察に。



尾鷲道はブナ林の中、緩やかに下って行く。



道標とテープ、踏み跡も判りやすい。



尾鷲道の道標。

30分程下った所でUターンし、尾鷲辻に戻る。



尾鷲辻の東屋まで戻って来た。

右折して日出ケ岳方面に進む。



道は笹原の中登りとなる。



正木ケ原には立ち枯れた白骨林と笹原が。



大回廊を正木嶺に登る。



正木嶺の東は雲の中。



正木嶺からの下りはシロヤシオの紅葉に包まれる。

途中のテラスで紅葉を愛でながら昼食としますか。



小雨が降ってきたがシロヤシオの下、ほとんど気にならない。

テラスからは日出ケ岳頂上の展望台と頂上に向かう登山者の列が。

団体さんが入っているような。



コーヒーで身体を温め出発。

駐車場への分岐を直進。

分岐のテラスからも尾鷲の海は雲の中。



急登を登り日出ケ岳頂上へ。



展望台のある頂上は大賑わい。



展望台からは条件が良ければ富士山が見えると言う。

勿論今日は無理だが、紅葉する山肌の向こうに大峰連山の山々。

行者還岳のピークが人際目に付く。



12:45 展望を楽しんだら下山開始。



分岐まで戻ったら右折、駐車場に向かう。



良く踏まれた歩きやすい道を緩やかに下る。



後300mまで戻って来た。



13:30 駐車場到着。

今日も無事に帰って来ました。

駐車場は満車状態。

ツアーバスも多い。



路上駐車も多く警備員が片側通行を行っていた。

曇り空で時々小雨の生憎の天候で有ったが紅葉には満足させてもらった。

紅葉のピークは1000m~1500mぐらいか。

次はどこに行こうか。 


新緑の筏場道を大台辻へ  その2

2016年05月09日 | 台高

 

緑のシャワーが降り注ぎます。


【新緑の筏場道を大台辻へ その2】

道は釜ノ公谷の沢音を右下に聞きながら、明るい自然林の中を続きます。

最初の崩落地は左尾根に高巻きます。

かすかな踏み跡をたどり明るい尾根を行きます。

高巻きを終えると、悪路へと変わり、気の抜けない道となる。

大台辻まで1.6Kmの標識。

釜ノ公谷枝谷の源頭を超える。

岩と落ち葉で足元が悪い。

緑一杯の開けた場所に出た。一息つく。

立派な橋だか痛みが激しい。慎重に渡る。

二つ目の大きな崩落地。

此処も左尾根に大きく高巻く。

いくつもある小さな抜けは、慎重にトラバースを繰り返す。

道は整備が無く痛みが目立つが、自然の中を行くトレイルは心地よい。

大台辻に到着。

ここは、標高1200mを超える明るい峠。

開けた尾根上の交差点。

直進で西谷林道を使い、大杉谷コースへ。

左へ、台高山脈主稜線は「悪路注意」のただし書きだ。

右へ、筏場道川上辻方面は、ここも又「通行止め」となっている。

少し早いが、昼食とコーヒータイムにする。

「三十三荷」からは先は、休憩無しで来たので、まったりと過ごす。

食事中、今日、最初の登山者と逢った。

川上辻から来た女性二人組のパーティー。

台高山脈主稜線の一時間程の所でテン泊、明日に引き返すとの事。

川上辻までの道の状況を聞くと、

複数の崩落個所はう回路が有り、慎重に行けば問題ないとの事。

二人組は足取り軽く、稜線上の木立の中へ消えて行った。

約一時間の休憩後、下山にかかる。

「通行止め」ゆえに、人の手が加わらず、自然に近い姿に戻っている。

大自然を楽しみ、厳重に足を進める。

釜ノ公吊橋まで戻ってきた。

ここまで戻ったら、渓谷美を楽しみながら、駐車場へと足を進める。


今日逢った登山者は、大台辻での女性二人組のパーティーのみ。

「通行止」ゆえに、自然を満喫し、静かな山行を楽しめるが

自己責任を肝に命じる必要がある。


今日逢えた花達

スミレ

ミヤマハコベ

マムシグサ

シャクナゲ

ギョリンソウ

アセビの新葉

ネコノメソウ

テリキンバイ

タニギキョウ

モチツツジ



新緑の筏場道を大台辻へ その1

2016年05月06日 | 台高

2016年(平成28年)5月2日新緑眩しい筏場道を歩いた。

1961年に大台ケ原ドライブウェイが開通するまでは、大台ケ原へは主に4っの登山道が有った。

三重県側からは、大杉谷コース、尾鷲道。奈良県側からは、河合道、そしてメインルートであった筏場道。

その筏場道を尾根上の交差点、大台辻まで歩いた。

本沢川沿いの県道大台大迫線の車道終点の駐車場に車を置く。

料金600円なり。

林道を歩きケートの手前、左に登山道入り口が有り、その先、白倉又谷を橋で渡る。

古い標識が有り、大台ケ原まで12Kmとある。

道は本沢川左岸に沿って続きます。

川音は耳に心地よく、木々は緑に輝き、渓谷美を堪能しながら歩きます。

大台辻まで4.2Km。

 五色湯跡の標識

以前、確認したが、お湯がチョロチョロ出ていた。

新緑が朝日に輝き心地よい雰囲気。

所々気の抜けない所も有るが、桟道や古いが築石も残っていて、実に良く整備されている。

有難い。

黒倉又谷に架かる橋。

道沿いのコケも綺麗だ。

気持ちの良い歩きやすい道だ。

崖っぷちに続く桟道。鎖も有るので慎重に行けば問題ない。

二つ目の桟道。

釜ノ公谷の立派な吊橋。

此処までは特に問題になるような箇所は無く順調に来れた。

吊橋を渡ると「通行止」の標識。

ここからは自己責任で安全第一を肝に命じる。

大台辻まで3.6Kmの標識。

この先、道は植林の中を徐々に高度を上げて行く。

本沢川を離れ高度を上げて行くと、沢音が遠のく。

植林の中の暗い道は、尾根を絡み終えると、前方が明るくなってくると、倒壊した建物のある「三十三荷」に着く。

この先、釜ノ公谷の沢音が高くなるが、渓は遥か下だ。

道は県界の台高山脈主稜線から張り出した尾根を絡み緩く高度を上げて行く。

此処もまた、新緑の輝きが眩しい。


新緑の筏場道を大台辻へ その2へ