花山歩  ~はなさんぽ~

花に逢いに山をぶら~り

紅葉山歩第三弾 明神平から台高縦走路を千石山へ 

2016年11月24日 | 台高

 

 

平成28年(2016年)11月4日  晴

紅葉が何処まで降りてきているのか。

明神平に登りその先台高縦走路のブナの森を楽しみに千石山へ縦走した。



大又林道の駐車場に車を止める。

駐車場には先行者車三台。

準備中に一台入って来た。トレランとの事。

7:22 駐車場を出発。

暫く林道を進む。

途中、登山届のboxの所まで車が入れるが、駐車車両があるとUターンが困難。

災害で路床の荒れた場所もある。



林道と別れ細い山道に入る。

この先登山道は明神谷の渡渉を繰り返し。

明神滝までは明神谷沿いの荒れた道を高度を上げて行く。



明神滝を右に見送ると登山道は歩きやすくなってくる。



崩落地は新しいルートに変わっている。



登山道が広くなってくると周辺の木々の紅葉が。



登山道に落ち葉が積もりフッカフカ。



紅葉ど真ん中。



明神谷の源頭。水場を通過。



山肌に日差しが射してきた。



明神谷に着いた。

誰もいない。



スキー場跡を三ツ塚に向け斜面を登る。



三ツ塚とショートカット道の分岐。

こちらがすっかり本道になったようだ。



三ツ塚からの道と合流し稜線に出る。



稜線を明神岳に向かい緩やかに登る。

西側が開け山々の展望が。



少しの登りで明神岳頂上通過。



桧塚分岐。

目的地は直進。

この先は初めて足を踏み入れる。

何時のドキドキとワクワク。



岩稜の先、急な降りをこなしアップダウンを繰り返し縦走路を行く。


 

 


稜線が広くたおやかになる頃、ブナの林に囲まれた1380mのピークを通過。

笹ヶ峰は近い。



尾根が広がり落ち葉が厚く積もり踏み跡が不鮮明。

テープの目印を慎重に辿る。

ガスると注意が必要。

ブナ林に囲まれた広い台地上の笹ヶ峰に着いた。

静かで心地良い場所だ。

昼食をここで取ろう。

先を急ぐ。



縦走路は落ち葉を踏む自分の足音と、クマ鈴の音。

立ち止まると静寂に包まれる。

ブナの木々に囲まれた縦走路を快適に行く。



右側が切れ落ちた狭い稜線を慎重に進む。



心地よい日差しがブナ林に差し込む。



青空に紅葉、黄葉。



登山道に木の実が。



千石山への最後の登り。

 

 

千石山の頂上は意外と狭い。

ここで初めてザックを降ろし休憩。

木々の間から日差しが降り注ぎ温かい。

 

 

この先縦走路は池小屋山を越え大台ケ原へと続く。

 

 

11:17 下山開始。

辿って来た峰々が一望。

 

 

日差しの差し込む稜線を笹ヶ峰に向け戻る。

 

 

左側が急激に落ち込むヤセ尾根を慎重に進む。

 

 

笹ヶ峰に近ずくと稜線は広くたおやかに。

 

 

笹ヶ峰に戻って来た。

広い台地上の大きなブナの根元で昼食。

ゆったりとした時間を過ごす。

静けさの中、西の谷側からゴーっと言う音と共に風がブナの枝先に残った黄葉を散らしながら台地上を吹き抜けていった。

ブナ林が実に美しい。



13:11 下山開始。

ブナ林に囲まれた広い尾根を下る。

 


美しいブナ林に囲まれた縦走路は実に心地よくアップダウンもさほど気にならない。



最後の登りの岩稜を駆け上がると桧塚への分岐。



そして明神岳。



トラバース道の分岐。

少しの寄り道になるが三ツ塚の分岐に向け稜線を進む。



少しの時間で三ツ塚の分岐へ。

直進で薊岳。

右折で明神平に下る。



トラバース道が右から合流してくる。



広々とした明神平に向かい緩やかに下って行く。



台高縦走路が続く水無山の上に青空が広がる。

誰もいない明神平。



この先、紅葉を楽しみながらのんびり降る。



15:36 駐車場に到着。



今日も無事に帰って来れました。

紅葉は標高1000m辺りか。

縦走路のブナはほぼ葉を落としていた。

ブナの芽吹きの頃、笹ヶ峰を再訪しょう。

桧塚分岐から先の縦走路は誰一人逢わず今日も一人静かな充実した山旅となった。。 


紅葉山歩第二弾 東大台ケ原 

2016年11月14日 | 台高

 

 

平成28年(2016年)10月22日 曇り時々小雨

今日は土曜日。

この時期の大台ケ原は早朝より駐車場が満車になる。

午前6時過ぎに自宅を出て着いた駐車場の空きスペースは残りわずか。



8:14 駐車場を出発。

空はどんより曇り空。

今回は前半にアップダウンの激しい反時計回りのコースを計画。



降らないことを祈りつつ売店横の入口へ。

入口にはクマ注意の看板。

今年は例年以上によく見かける。

入山者が多いので大丈夫だと思うが念のためクマ鈴を用意する。



シオカラ谷に向け登山道を下る



石の階段道が終わり道がゆるやかになるとブナの紅葉が目に付く。



シオカラ谷の釣り橋には僅かな時間ではあるが急な階段道を下る。

時計回りコースだと後半のこの階段登りが堪える。



階段途中からは紅葉に包まれるシオカラ谷の釣り橋が。



シオカラ谷の流れも紅葉の中。



シオカラ谷の釣り橋を渡ると道は石ゴロの急登となる。

今回のコースではここが一番キツイ登り。



急登が終わるとトウヒ、ブナの森の中緩やかに高度を上げる。



シャクナゲ坂に掛かると再び急登となるが、シャクナゲの咲く頃には花の回廊が出現する。



登山道沿いはブナの森。



大蛇嵓の分岐。

右折して狭い岩稜を行く。



いよいよ大蛇嵓。



大蛇嵓から竜口尾根をとおして行者還岳から弥山、八経ヶ岳へ続く大峰連山の大パノラマが。



大蛇嵓の先端からは紅葉の不動返しの岩峰。



大岩壁を紅葉が彩る。

日差しが有ればもっと映えたのに残念。



分岐まで戻り右折し日出ケ岳に向かう。



牛石ケ原には笹原と立ち枯れの木々と紅葉が。



尾鷲辻へ笹原の中フラットな道が続く。



尾鷲辻の分岐まで来ました。

来年に尾鷲道をマブシ嶺まで歩く計画なのでちょこっと偵察に。



尾鷲道はブナ林の中、緩やかに下って行く。



道標とテープ、踏み跡も判りやすい。



尾鷲道の道標。

30分程下った所でUターンし、尾鷲辻に戻る。



尾鷲辻の東屋まで戻って来た。

右折して日出ケ岳方面に進む。



道は笹原の中登りとなる。



正木ケ原には立ち枯れた白骨林と笹原が。



大回廊を正木嶺に登る。



正木嶺の東は雲の中。



正木嶺からの下りはシロヤシオの紅葉に包まれる。

途中のテラスで紅葉を愛でながら昼食としますか。



小雨が降ってきたがシロヤシオの下、ほとんど気にならない。

テラスからは日出ケ岳頂上の展望台と頂上に向かう登山者の列が。

団体さんが入っているような。



コーヒーで身体を温め出発。

駐車場への分岐を直進。

分岐のテラスからも尾鷲の海は雲の中。



急登を登り日出ケ岳頂上へ。



展望台のある頂上は大賑わい。



展望台からは条件が良ければ富士山が見えると言う。

勿論今日は無理だが、紅葉する山肌の向こうに大峰連山の山々。

行者還岳のピークが人際目に付く。



12:45 展望を楽しんだら下山開始。



分岐まで戻ったら右折、駐車場に向かう。



良く踏まれた歩きやすい道を緩やかに下る。



後300mまで戻って来た。



13:30 駐車場到着。

今日も無事に帰って来ました。

駐車場は満車状態。

ツアーバスも多い。



路上駐車も多く警備員が片側通行を行っていた。

曇り空で時々小雨の生憎の天候で有ったが紅葉には満足させてもらった。

紅葉のピークは1000m~1500mぐらいか。

次はどこに行こうか。 


紅葉山歩第一弾 三方岩岳 

2016年11月09日 | 両白山地

 

 

先日、上高地山行の際、SAで山方岩岳の紅葉写真を見て山行の機会を狙っていた。

ホワイトロードのHPで紅葉情報を確認、10月20日に決定。

前夜、東海北陸道白川郷ICを流出、ホワイトロード馬狩料金ゲート駐車場で車中泊。

この時期、料金ゲートが開くのは午前8時。

車内で朝食のコンビニにぎりを食べていると、午前7時過ぎゲートが開き車両が入っていく。

料金ゲートの係員に聞くと、雲海が出ているので早めに開けたとの事。

慌て白川郷展望台駐車場に向けホワイトロードのを駆け上がる。



駐車場の標高は既に1,200m。

雲海が白川郷一体を覆い隠している。

後ろを振り向けば、山肌の紅葉が始まっている。

山の上は期待ができそう。



7:40 駐車場を出発。

白川郷展望台に向け石碑横の階段を上がる。



展望台からも雲海が広がり、白川郷は雲海の下。

付近のブナ林も色付き始めている。



展望台を後に、紅葉が始まった“ブナのこみち”と名付けられた散策路を登山口へ。



登山口からはいきなりの急登が・・。

始まったブナの紅葉が綺麗で急登もそれ程気にならず。

展望のないブナ林の中、枝葉の間から覗く空は青みを増してきた。



標高1,300m辺りでブナ林を抜け尾根筋を行くようになると・・。

降り注ぐ日差しが温かみを増し・・。

雑木の紅葉が青空に映える。



前方が開け全山紅葉の四等三角点のピークが。

左肩の奥に、三方岩が小さく見える。



木々の向こうに野谷荘司山への稜線が。



四等三角点のピークに向け紅葉の登山道を高度を上げる。



ピークからの下りで前方に三方岩が・・。

目的地が見えると元気が出る。



日当たりの良い登山道沿いに、何故かこの時期コイワカガミが・・。



飛騨岩を右から巻く頃、展望岩が一瞬ガスに霞む。



湿地帯を抜け野谷荘司山分岐に登る。

ガスは風に流され薄れていく。



野谷荘司山分岐は右へ少しの時間で三方岩展望台に着く。



此処まで誰にも逢わなかったが展望台は大賑わい。

ホワイトロードの三方岩駐車場から登って来る登山者が多い。

360度の展望。

雲が流れ日差しが当たると山肌の紅葉が輝きながら移動する。

景色を見ながらコーヒーを楽しむ。



頂上に向かうため分岐まで戻り階段道を上がる。



頂上に向かう登山道の途中、振り返ると三方岩展望台に大勢の登山者が・・。



頂上からは眼下に紅葉の絶景が広がる。



絶景を十分堪能。

11:05 下山開始。

 


飛騨岩の巻き道から三方岩。



登山道から。



ツルリンドウ



白川郷が・・。



振り返ると・・。



紅葉に囲まれ下る登山道。

日差しが心地よくいつまでも去りがたし。



ブナ林の紅葉ピークはあと少し先か。

綺麗なブナの森は心穏やかに・・。

やっぱりブナの森が好き。



雲海が消え白川郷が遠望できる展望台で少し遅い昼食。

13:20 白川郷展望台駐車場に無事帰ってきた。



今回は少し足を延ばした紅葉山行であり、時期的にはピッタリの感・・。

次回は地元で大峰or台高の紅葉を狙う予定。

 


古墳群と城跡 歴史の山旅 龍王山・・・その2

2016年11月02日 | 奈良北部

奈良盆地に浮かぶ島と金剛・葛城の峰。

手前から、箸墓古墳・耳成山・畝傍山。

 

 

平成28年(2016年)10月6日

舗装道路は天理ダムからの車道。

南城跡は右に行く。

雨乞い信仰の藤井田龍王社の社と立派な神木を右に舗装道路を暫く進む。

 

 

案内板の立つ分岐を道標に従い南城本丸跡に向かう。

 

 

少しの時間で奈良盆地が一望できる開けた所に着く。

案内板に有ったてんぐ岩のようだ。

心地よい風が吹き上がって来る。

我が家の位置もほぼ確認できる。

 

 

頂上まであと一息。

先に進もう。

階段の先から曲輪群が始まる。

当時の石段(たぶん)や礎石が残る3つの曲輪跡を駈け上る。

 

 

龍王山の三角点586mが立つ南城跡の主郭跡は、広々として眼下に奈良盆地が一望できる。

稲穂が黄金色に輝くのはあと少し先か。

奈良盆地を眺めながら静かな山頂で、昼食・コーヒータイムとします。

 

 

日当たりの良い山頂西側でなぜかこの時期ヤマツツジ。

 

 

心地よい風の吹き抜ける山頂でのんび~~~り過ごし、4名のパーティーが登って来たので、

12:20下山開始。

山を下り舗装道路を北城跡に向かう。



馬池を通り案内板の所で舗装道路と別れ山道に入る。



ミゾソバ



ゲンノショウコ



北城跡は植林に覆われ当時の痕跡が判明しずらく、本丸跡にたどり着けなかった。

(後で分った事だが、本丸跡へは案内板を通過し舗装道路を下り龍王山跡の石碑の横にある小道を入るのが良い様だ)

写真は本丸跡ではなく、曲輪跡。



北城跡を後に、舗装道路を下山に使う長岳寺コースの入口に向かう。

トイレを通過、案内板横の道標の所から下る。

写真は北城跡に向かう時に撮影。


 

階段が続き、岩盤の露出する道を下る。

落石が転がる場所もあり注意が必要だ。 

 

 

長岳寺奥の院への分岐。

此処からもいけるんだ。

 

 

植林の中、暫く平坦な尾根道が続く。

 

 

雑木林の中の下りとなると道端に不動明王の石仏が。

足元には石箱仏。

 

 

コウヤボウキ

 

 

木々の間から西側が開け金剛・生駒の山並みが見える。



ミズヒキ



急な下りが続く。

岩盤が露出し、濡れて滑りやすい。

ロープの架かる場所もあり慎重に行く。

 

 

天理トレイルセンターまで1.2km。

足元が良くなってきた。

 

 

お地蔵様を過ぎると前方の視界が広がり道は平たんになって来た。

 

 

畑や田んぼ、民家が出てくるとゴールは近い。

 

 

道は民家の間を抜け、長岳寺の山門前を右に行くと天理トレイルセンターに着く。

 

 

天理トレイルセンターは改修の為休館中。

敷地を抜けると駐車場に着く。

今日も無事に帰ってきた。

 

奈良盆地を囲む青垣の山々で、西側のダイトレが通じる山は登る機会が多いが、東側の山は今回が初めてだったが、期待以上の山旅となった。

季節を変えて又登ろう。

山ノ辺の道も久しく歩いていないし。

次はどこにするか。