二上山遠望
平成28年(2016年)10月6日
龍王山は奈良盆地から東に見る青垣の山々で一番高く
山ノ辺の道が通る裾野には、行燈山古墳を主墳とする柳本古墳群
西斜面には龍王山古墳群
頂上には中世の豪族十市氏が築いた大和を代表する山城跡
天理トレイルセンターに車を止め歩き出す。
駐車場を出るとそこは山ノ辺の道。
しばらく山ノ辺の道を行く。
ハイカーの姿は少ない。
前方色付く稲穂越しに行燈山古墳の森が見える。
空が青く温かい。
行燈山古墳(伝 崇神天皇陵)は242mの前方向円墳で柳本古墳群では渋谷山古墳に次ぐ大きさを誇る。
道は石畳となり、行燈山古墳に沿って緩やかに登る。
ツユクサ
キツネノマゴ
やがて道は行燈山古墳の東側に回り込み、櫛山古墳との間を抜けると、舗装道路と合流する。
右は山ノ辺の道。
龍王山へは左の舗装道路を行く。
道沿いには花が。
クサギ
ヤブマメ
ヒヨドリジョウゴ
ヤブミョウガ
ヒヨドリバナ
ゲンノショウコ
龍王山の登山口です。
林道と別れ左に登って行く。
山頂まで2.5km
明るい雑木林と、薄暗い植林の中、緩やかに高度を上げて行く。
登山道脇の六体地蔵石仏。
上の方が欠けて四体になっている。
墓地にある六地蔵と同じ役目か。
山頂まで2.0kmの道標を通過すると、山腹に口を開けた古墳が現れる。
龍王山古墳群は円墳、横穴合わせて約600基が植林内に点在していると言われている。
濡れた石が滑りやすい足元の悪い登りが続きます。
急な登りになってきた。
蜘蛛の巣が顔にまとわりつき鬱陶しい。
先行者はいないのか。
この時期、山にはキノコが多い。
これは小人の白い家。
急登の階段登りが続くと、長岳寺奥ノ院の分岐に着く。
「奥ノ院まで80m」近いから行くか。
少しの時間で奥ノ院の案内板。
水の流れる踏み跡を右に上がると若々しいお顔の立派な不動明王の石像。
足元に瓦が散乱。
古くに屋根に瓦を乗せたお堂が有ったのか。
分岐まで戻り山頂に向かう。後1km
またまた急な階段を登ると、西側が僅かに開ける日当たりの良い場所に出た。
日差しが心地よい。
足元にイナカギク
水場を過ぎ、薄暗い植林内のコンクリートの階段を登ると、前方が明るくなり、突然舗装道路に飛び出した。
と・・・此処まで長くなりましたので
続きは・・・その2で。