花山歩  ~はなさんぽ~

花に逢いに山をぶら~り

古墳群と城跡 歴史の山旅 龍王山・・・その1

2016年10月30日 | 奈良北部

二上山遠望


平成28年(2016年)10月6日

龍王山は奈良盆地から東に見る青垣の山々で一番高く

山ノ辺の道が通る裾野には、行燈山古墳を主墳とする柳本古墳群

西斜面には龍王山古墳群

頂上には中世の豪族十市氏が築いた大和を代表する山城跡

 


天理トレイルセンターに車を止め歩き出す

 

 

駐車場を出るとそこは山ノ辺の道。

しばらく山ノ辺の道を行く。

ハイカーの姿は少ない。



前方色付く稲穂越しに行燈山古墳の森が見える。

空が青く温かい。

行燈山古墳(伝 崇神天皇陵)は242mの前方向円墳で柳本古墳群では渋谷山古墳に次ぐ大きさを誇る。



道は石畳となり、行燈山古墳に沿って緩やかに登る。


ツユクサ


キツネノマゴ



やがて道は行燈山古墳の東側に回り込み、櫛山古墳との間を抜けると、舗装道路と合流する。



右は山ノ辺の道。

龍王山へは左の舗装道路を行く。



道沿いには花が。

クサギ


ヤブマメ


ヒヨドリジョウゴ


ヤブミョウガ


ヒヨドリバナ


ゲンノショウコ



龍王山の登山口です。

林道と別れ左に登って行く。

山頂まで2.5km



明るい雑木林と、薄暗い植林の中、緩やかに高度を上げて行く。



登山道脇の六体地蔵石仏。

上の方が欠けて四体になっている。

墓地にある六地蔵と同じ役目か



山頂まで2.0kmの道標を通過すると、山腹に口を開けた古墳が現れる。

龍王山古墳群は円墳、横穴合わせて約600基が植林内に点在していると言われている。


濡れた石が滑りやすい足元の悪い登りが続きます。



急な登りになってきた。

蜘蛛の巣が顔にまとわりつき鬱陶しい。

先行者はいないのか



この時期、山にはキノコが多い。

これは小人の白い家。



急登の階段登りが続くと、長岳寺奥ノ院の分岐に着く。

「奥ノ院まで80m」近いから行くか。



少しの時間で奥ノ院の案内板。

水の流れる踏み跡を右に上がると若々しいお顔の立派な不動明王の石像。

足元に瓦が散乱。

古くに屋根に瓦を乗せたお堂が有ったのか

 

 

 

分岐まで戻り山頂に向かう。後1km

またまた急な階段を登ると、西側が僅かに開ける日当たりの良い場所に出た。

日差しが心地よい



足元にイナカギク



水場を過ぎ、薄暗い植林内のコンクリートの階段を登ると、前方が明るくなり、突然舗装道路に飛び出した。



と・・・此処まで長くなりましたので

続きは・・・その2で。

 


雨・雨・雨で撤退~・・・ 上高地

2016年10月24日 | 北アルプス

雨に煙る梓川



平成28年(2016年)9月28日~29日

9月も下旬になると紅葉がやって来る。

そうだ涸沢に行こう。

・・・と言うことで涸沢行きを計画。

決行前夜、名阪国道⇒東名阪⇒名二環名古屋高速⇒名神⇒東海北陸と乗り継ぎ飛騨清見ICで流失(中部縦貫は工事通行止め)沢渡に向け車を走らせる。

アカンダナが近いが始発が6時20分。

で、沢渡の始発が5時40分。

6時10分には上高地に着く。

少しでも早く着きたいので沢渡を選択。

さわんどナショナルパークゲート前の駐車場で仮眠。



5時40分の始発で帝国ホテル前下車。

今にも降りそうな空。

荷物を預けるため宿に向かうも、雨が降り出す。

宿を雨装備で出発。



とりあえず梓川左岸の歩道を明神へ。

雨は小降りだがやみそうにない。

山々も頂上付近は雲の中で見えない。



明神は通過。

雨の降り続く中を徳沢へ。

前穂高も雲の中。

梓川も増水気味。



徳沢に着いた。

徳沢園のみちくさ食堂はテラスまで登山者で溢れている。

時間は充分ある。

横尾まで行くか。

雨は止みそうになく少し強くなってきた。

あきらめるか。

あきらめた。

涸沢行きは中止。

此処で撤退。

上高地は何度も来ているが、雨は初めて。

よりによって涸沢を目指す日に雨とは。

撤退と言うことで、みちくさ食堂でコーヒーソフトクリームをいただき暫し休憩。

雨脚が時々強くなる。

登る人、降りてくる人で周辺は大賑わい。

益々雨が強くなってきた。

仕方ない。戻るか。



道には川のように水が流れる。

それでも登って来る登山者は元気だ。

小屋泊まりだろうか。

降りる登山者は口数も少なく黙々と歩いていく。



明神館も人が多く雨宿りも出来ない。

明神を過ぎると軽装のツアー客の姿が目立つようになる。

明神まで行くのだろうか。

一様に足元が濡れている。

気温が低くないので良いが、限られた時間内での散策では仕方ないか。



上高地ビジターセンターのテラスで昼食を取る。

ここでも多くの登山者が休憩、昼食を取っている。

屋根から勢い良く雨水が流れ落ちる。

周辺の木々も少し色付ている。

梓川は濁りが入り増水。

宿に向かう道でも小さい秋が。



夜になっても雨はやまず雨の一日となった。

翌日も雨。

宿から見える六百山の頂上も雲の中。

今回の上高地は雨・雨・雨の2日間。

昼前のバスに乗り上高地を離れた。

さて来年は・・・。


二匹目のドジョウを・・・  蓮川

2016年10月12日 | 渓流釣り

 

平成28年(2016年)9月26日 (月)

前回、思った以上に渓魚の機嫌が良く楽しい釣りとなった。

再現を期待し、今シーズンを良い形で締めるため渓に向かった。



橋から見る渓は平水よりやや多め。

水況は良い方だ。

本流に入渓、釣り上がるも針り乗のるのは小型とチビアマゴ。

ハリスを02に変えるも効果なし。

渓魚はご機嫌ななめか。



本流はあきらめ支流に。

こちらも平水よりやや多い。

濁りはなし。

深瀬から荒瀬を流すとチビアマゴに混じり良型が上がる。

支流に入ったのが正解の様だ。

大岩の裏、巻き返しでアタリ。

流心の中に走る目印を竿を立てて止める。

竿に伝わる感触が心地よい。

竿先の曲がり具合から良型か。

足元も良く、やりとりは充分できる。

心配は02のハリス。

時間をかけ弱ってきた所を流心に乗せ、浅瀬まで流し砂利の上に引きずるように上げる。

思った以上の良型のアマゴ27cmが上がってきた。



堰堤の下、落ち込みの駆け上がり白泡の切れ目でもチビアマゴに混じり良型が上がる。



小さな落ち込みの直下に仕掛けを投入。

落ち込みから流れ出した仕掛けが岩の下に潜り込み止まった。

しまった。根掛か。

竿をシャクルと目印がゆっくり流れだす。

外れたと思ったら目印が落ち込み向かって走り出した。

慌てて竿を立て動きを止める。

良型ほど糸が付いていても首を振らないと言う。

水面下で魚体がキラリ輝く。

何度か顔を上げるが又水に潜るを繰り返す。

やる気のある渓魚だ。

足元は砂利。02のハリスでも焦ることはない。

何度かのやりとり後、弱ってきた所で、瀬尻から砂利の上に引きずり上げる。

跳ねた瞬間ハリスが切れた。

慌てて押さえに走る。

パーマークの綺麗な28cmのアマゴ。

今日一番が出た所で納竿する。

二匹目のドジョウとなっただろうか。



今シーズンは釣行回数は少なかったが、シーズン終盤に来て思いがけず良い思いをさせてもらった。

来シーズンもこの大自然の中で、渓魚と楽しく過ごしたいものだ。 


最後・・・・・・のつもりだったが  蓮川  

2016年10月05日 | 渓流釣り

 

平成28年(2016年)9月21日(水)

9月14日の釣行を今シーズン最後ににするつもりだった。

9月20日に台風が通過。

雨の状況から渓の様子が気になった。

渓魚のストレス解消となったか。

早朝より車を走らせる。


空は台風一過とはならず曇り空。

時々小雨が降る。

渓は増水し、濁りも入っている。

川通しは困難だが状況はベスト。

期待出来そうだ。



支流が合流する所に入渓。

支流を探ると1投目からチビアマゴが針に乗る。

良型も混じり渓魚はご機嫌の様だ。



本流は水量も多く、ポイントが限られ釣りずらい。

流心は流れが速く白泡が立つ。

対岸の巻き返しの深場に仕掛けを投入。

キジが水面下に沈むやいなや目印が走る。

手首を返すとゴソっと言う感じのチビアマゴの当たりとは明らかに違う当たり。

大物の予感。

当たった場所が対岸の為、思うように竿が立たない。

取り込む為には早い流れの流心を横切らせねばならない。

目印が下流に向かって走り出す。

足元が悪く付いていけない。

03のハリスが心配だが、竿が完全に寝る前に流心を横切らせる。

仕掛けが流心にに入った瞬間、渓魚が白泡の上に浮き上がり竿への抵抗が無くなった。

03のハリスが切れた。



支流を釣り上がる。

瀬脇を流すとここでも盛んにチビアマゴが上がる。

堰堤下の落ち込みでは、チビアマゴに混じり18~20cmが竿を曲げる。

雨が少し強くなり、お腹もすいてきたので林道に上がり車に戻る。



車で昼食、コーヒーを楽しむ。

帰るつもりが、午前中に大物にハリスを切られたポイントへ対岸から向かう。

上流からのアプローチになるが濁りが入っているのでそれ程気にしなくても良いだろう。

巻き返しの手前から探ると早速チビアマゴが上がる。

四投目を深場へ投入、モソモソっとした当たりに手首を返すと目印が流心に向かい走る。

竿を十分に立て走る渓魚を止めると意外にあっさり寄ってきた。

岩の上に引きずり上げると思ったより大きい25cm。

ラインに叩かれた背の傷が痛々しい。

百戦錬磨の猛者か。

この子はリリース。

ゆっくりと深場に消えて行った。

雨が強くなって来たのでここで納竿。



やはり渓が増水すると渓魚は活発に餌を追う。

今日は十分楽しませてもらえた。