カメラを片手に

ナンテンの白い蕾が・・・

昨晩の雨も収まり霞む春日奥山、水無月の始まりです。
奈良盆地の田んぼの蓮華も鋤き込まれ、水が入りそろそろ
田植時期、そして中旬には梅雨入り、下旬は一番昼の長い
『夏至』で、太陽は折り返しに。
8時

小庭では、ホタルブクロ、ガクアジサイやハギが・・・
  

ナンテン』も小さな白い蕾を沢山つけて、一輪また一輪と
円錐状の花穂を広げ、黄色い花芯を覗かせて咲き始めた。
和名のナンテンは漢名「南天燭」の略とされ、これは
ずることにも通じるため、縁起木、厄よけ、魔よけ
として、鬼門や裏鬼門などに植えられてきました。江戸時代の
「和漢三才図会」に「南天を庭に植えれば火災を避けられる」とあり、
江戸時代には「火災除け」として流行、どの家にも玄関前に植えらた。

また一世代前までの田舎家では、風呂場やトイレ等を別棟で建てられて
夜中に寒くて怖い思いをしたものですが、その前にも「南天手水」と
称し、葉で手を清めるため等の目的でナンテンが植えられていました。


南天の花の白さのめでたけれ』  高野素十


秋に赤や白の実がなれば、お正月の飾りや咳止めなどの生薬にもなります。

庭に降りた連れ合いは、茶花に困らないようになったようですね。

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