カメラを片手に

地蔵盆とケイトウで

またもや25.4℃と熱帯夜の奈良の朝、睡眠が浅くだるい!
ああ、今日も暑くなりそうな東の空、猛暑日復活か。
      9時

奈良の各町内では昨日・今日とひっそりと地蔵盆が行われているはず。
COVID-19で奈良町の元興寺(極楽坊)でも『地蔵会万燈供養』が大幅に変更
だが石仏が灯明皿の光に浮かび上がり、幻想的な眺めが借用
 
昨晩は、自宅で少し早いが初孫16歳の誕生日祝いを。
ケーキにさされた蝋燭の炎が、こんなにも大きくなった孫を照らしていた。
      

そんなわけで、美味しいお酒を一日早く飲めました。
今日は『愛酒の日』だそうで、『若山牧水』の1885年の誕生日、
大変な酒好きで、1日に1升の酒を飲んでいたらしく、こんな歌を詠む 。
白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり
その他にも
「たぽたぽと樽に満ちたる酒は鳴るさびしき心うちつれて鳴る」
「足音を忍ばせて行けば台所にわが酒の壜は立ちて待ちをる」

もう一人、明治代表する文学者『正岡子規』1867年の誕生日
1900年9月に子規庵 で行われた句会(最後から3つ前)で、詠まれた句
鶏頭の十四五本もありぬべし
      

あまり評価されなかったこの句、どう感じられましたか?。
始まりは長塚節で、「この句がわかる俳人は今は居まい」と斎藤茂吉に語り、
茂吉もその後に「芭蕉も蕪村も追随を許さぬ」と喧伝するも・・・、
高浜虚子は頑なに取り上げなかった。
戦後、現代まで続く『鶏頭論争』を引き起こすことに。Wikipediaより

『ケイトウ』はニワトリのトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれ、
花房の先端が平たく帯状や扇状に大きく広がる。猛暑に強く、花持ちも良い。
原産はアジア・アフリカの熱帯地方で中国を経て奈良時代に伝わる。

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