晴天は放射冷却をもたらし7.3℃まで下がった奈良、東の春日奥山は昼頃でも
靄っている。11時半
昨日の『秋篠寺の紅葉(前半)』に続き、『秋篠寺の紅葉(後半)』を
10時半から近くで用事があり、じっと座っておれば時間は10時を回る。
本堂正面南側の桟から赤色が目に、穴の開いた障子からも赤色が滲む。
本堂正面に回る
右手の菩提樹も黄ばみ、こんな実が成っている。
直ぐ傍にカミふり石、詳細は不明で一度聞かねば。
鐘楼が
塀をのぞけば、香水閣と東門あたりが・・・
他のお堂を巡らねば
大元堂は秘仏「大元帥明王」(鎌倉時代・重文)がおられ毎年6月6日結縁開扉
その右横には開山堂です。
その傍らに、こんな実を付けた樹が・・・なんでしょう
一番北側には役行者さまが
そして忠魂碑の脇に、十三重石塔がひっそりと
西側に回り込めば霊廟
さらに奥には、「川田 順」歌碑が
『諸々のみ佛の中の
伎芸天何のえにしぞ
われを見たまう』順
本坊庫裡へ行くと、受付の裏手に『吉野秀雄』歌碑が
『贅肉(あまりじし)なき肉置(しし
おき)の婀娜(たをやか)に
み面(も)もみ腰もただ
うつつなし(吉野秀雄)
歌碑は3基あり、最後の一つは南門直ぐの会津八一の歌碑は紹介済み。
『秋篠のみ寺をいでてかへりみる生駒がたけに日はおちむとす』
その他にも秋篠寺に関する歌を掲げる(秋篠寺パンフレットより)
・ながき夜の生駒おろしや寒からむ秋篠の里に衣打つなり(壬生家隆)
・秋篠や外山の里や時雨らむ生駒の岳に雲のかゝれる(西行)
・あきしのや外山の里はきりたちて稲葉のすゑをわたるかりがね(福田行誡)
・秋篠の伎芸天女の印むすぶゆび細々と空(くう)に定まる(鈴木光子)
・伎芸天女寒きしじまの夕にすら匂ひこぼれて立たせ給へり(松山ちよ)
・秋篠はげんげの畦の仏かな(虚子)
・東門は少し小さく萩も咲き(素十)
・一燭に春寧からむ伎芸天(青畝)
あしび咲く金堂の扉にわが触れぬ(秋桜子)
一枚の障子明りに伎芸天(汀子)
行春の女身ゆたかに伎芸天(美穂女)
・秋篠や外山の里や時雨らむ生駒の岳に雲のかゝれる(西行)
・あきしのや外山の里はきりたちて稲葉のすゑをわたるかりがね(福田行誡)
・秋篠の伎芸天女の印むすぶゆび細々と空(くう)に定まる(鈴木光子)
・伎芸天女寒きしじまの夕にすら匂ひこぼれて立たせ給へり(松山ちよ)
・秋篠はげんげの畦の仏かな(虚子)
・東門は少し小さく萩も咲き(素十)
・一燭に春寧からむ伎芸天(青畝)
あしび咲く金堂の扉にわが触れぬ(秋桜子)
一枚の障子明りに伎芸天(汀子)
行春の女身ゆたかに伎芸天(美穂女)
ふと本坊庫裡の塀際を見れば、ドウダンツツジとモミジの紅葉の競演です。
秋篠寺の紅葉は、この一週間が見頃になるのでしょうか。