雲に切れ間から春の光が届き、その明るさに春の訪れが実感された。
このところの寒の戻り、寒い日が続いていたが、最低気温も4.2℃で、日中は
雲量が多く気温の上昇は11.3℃止まり、やっと平年並みの気候かな。
寒の戻りまだ数日続くようですが、3月中旬には桜が咲いても良いような陽気
が訪れ、桜の開花も早まり一番早いのは東京の3月19日、大阪は3月23日・・・
とウエザーニュースが伝えている。
11時、8.0℃、48%
またウエザーニュースは、過去5本の指に入る強いエルニーニョ現象が起こっ
ているとWNOが発表しているとも。
このため3〜5月も世界的にほぼすべての陸域で気温が平年を超える見込みと。
今年もさらに暑い夏になるのかと思いきや・・・
その後にラニーニャ現象に移行すれば、極端な気候が続く可能性も示唆され
地球を元に戻すのは、もう遅い?
少しでも早く地球温暖化を止めるにはどんな手立て??、できることから。
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さて先日大津で宿泊したホテルのエントランス正面、もう雛飾りが撤去され、
まだ残るのはこれだけでした。
雛飾り跡にはミモザなど春の装いに替えられようとしていました。
帰りに写真を撮ろうと思っていたのに残念です。
午前10時過ぎにチェックアウトして向かう先の候補は、石山寺と昨年行けな
かった近江八幡城跡や八幡掘り遊覧を提案した。
連れ合いは悩み、石山寺は大河ドラマで脚光を浴び、梅も満開で人が多そうと
八幡掘迄行くことに。
湖岸道路を琵琶湖を眺めながら、気持ちの良い60分ほどのドライブで到着。
「日牟禮八幡宮」前に駐車すれば「左義長まつり」の赤いのぼりがはためき、
三月の中旬の火祭り、4月にも「八幡祭」という火祭り、この二大火祭りが
あることで有名です。
「左義長祭」は「近江八幡の火まつり」のひとつで、豊臣秀次が八幡山城を築
こうとして城下町を開いたのと同時に創始さえたと伝わり、国の無形民俗文化
財に指定。今年は3月16日(土)・17日(火)に催されます。
土曜日13:00までに日牟禮八幡宮に趣向を凝らした13基の左義長が大集合し、
旧市街を練り歩く。
翌日曜日は、左義長同士のけんかと呼ばれる組み合わせが行われ、
夜の20時からまず5基の左義長に火が掛けられ、順に13基すべてに火が入る。
その左義長とは、新わらで編んだ3mほどの三角錐の松明の上に数mの青竹を
立て、赤紙や薬玉、巾着、扇などで飾ったもの。
一月下旬から各町内で造られ始め、市町巡りで出会った未完成な左義長で、
青竹にまだ飾りは無かった。
多賀町付近
さて日牟禮八幡宮へお参りしましょう。
伝承によれば、131年成務天皇が高穴穂の宮に即位の時、武内宿禰に命じ
大嶋大神(大国主神)を祀ったのが草創とされる。
691年、藤原不比等が参拝し、詠んだ和歌に因んで比牟禮社と改められたと。
「天降りの 神の誕生の八幡かも ひむれの杜に なびく白雲」
991年一条天皇の勅願により、八幡山上に社を建立し、宇佐八幡を勧請して、
上の八幡宮を祀り、1005年に遥拝社を山麓に建立し、下の社と名付ける。
1585年に豊臣秀次が八幡山城を築城のため、上の八幡宮を下の社に合祀した。
楼門は重厚で趣ある木造入母屋造、別名を四方猿の御門と呼ばれている。
最初の建造が1359年『六角氏』が建立するも、江戸末1858年に焼失・再建。
軒廻りには色々な彫刻が彫られている。
入母屋造の「手水舎」
入母屋造の「拝殿」の後ろに本殿があるのですが・・・
向かって左には社務所、右には能舞台(入母屋造)があり松が描かれている。
本殿(三間社流造・千島破風向拝付)にお参りさせていただきました。
主祭神は「誉田別尊」 第15代応神天皇の御神霊
「息長足姫尊」神功皇后(応神天皇の母君)の御神霊
「比賣神」 田心姫神・湍津姫神・市杵嶋姫神と三姫神の御神霊
本殿裏に回れば、そびえ立つ「屏風岩(鏡岩)」と渡り廊下の「鏡池」は、
太古の昔から続く信仰の在り方を伝える。
由緒は、観世流能楽「日觸詣・ひむれもうで」謡われている。
その後、近江八幡城跡への登山道から本殿・拝殿・楼門を眺める。
摂社(八社 十四神 二所三神)は向かって左から
岩戸神社 - 祭神:橦賢木之御魂命、天疎向津姫命
中)天満宮 - 祭神:菅原道真
左)常盤神社 - 祭神:天照大神、豊受大神、熱田大神、津嶋大神
右)宮比神社・子安神社 - 祭神:天宇受売命、子安大神
その境内内に古い鬼瓦が置かれている。
右側には「御祈祷所」
裏参道に摂社が
大島神社 - 祭神:大国主命、大鷦鷯命
繁元稲荷神社 - 祭神:宇加之御魂神
八坂神社 - 祭神:建速須佐雄命、少彦名神
恵比須神社 - 祭神:事代主命、金山彦命
合祀社 - 愛宕神社、秋葉神社
このまま裏参道から旧市街へ行こうと思えば、八幡山城跡への登り口が現れ
小一時間で登れるようなので、このまま登ることに。