カメラを片手に

ミョウガの花が咲く

東の春日奥山上空には雲ばかりで今日の予報は曇り一時雨、だが真上の上空
からの陽射しは強く、昼過ぎに30度を越え最高気温は32℃まで達すると。
      11時半、28.2℃、72%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はショウガ科の「ミョウガ・茗荷」、
小庭でほったらかしのミョウガ、今年の夏の暑さで8月中旬までは出てなく、今日見れば、雑草をかき分けて見れば・・・
   『 明るさに馴れぬ怯えの花茗荷 』 能村登四郎 
    

アジア東部原産の宿根性の多年草で、赤紫色のきれいな色合いをし、特有の
香り(アルファピネンという精油成分 )とほのかな苦味、シャキシャキ感を
持つ香味野菜です。だが野菜と栽培するのは日本だけだとか。
土の中の茎から顔を出した蕾(開花前の若い花序)=「花みょうが」を食する。
花言葉は「忍耐」
   『 幸福の限界いづこ花茗荷 』 重田嘉代子

『魏志倭人伝』に、「襄荷《じょうか》」として茗荷の記載があり、卑弥呼の
 時代にはすでに日本に在ることがわかる。
「出真珠青玉 其山有丹 其木有枏杼豫樟楺櫪投橿烏號楓香 其竹篠簳桃支
  有薑橘椒襄荷 不知以為滋味 有獮猴黒雉」
読) 薑、橘、椒、襄荷あるも、以って滋味を為すを知らず。
訳) ショウガや橘、山椒、ミョウガがあるが、それを使いうまみを出すこと
   を知らない  
  
さて和名「ミョウガ」の由来は、古名「メガ」の転訛とされる。
①深江輔仁『本草和名』(918年)、白蘘荷に、「和名女加(メカ)」と。
 国会図書館本草和名115頁

源順『倭名類聚抄』(934年)、蘘荷にも「和名米加」や
小野蘭山『本草綱目啓蒙』11(1806年)に「蘘荷 メガ和名鈔 メウガ」と

さて栽培されていたとする記述は、法典『延喜式(えんぎしき)』927年で
記述があると。*跡見群芳譜より

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