カメラを片手に

シロミナンテンの花弁がクモの巣に

今朝の奈良は20.0℃までしか下がらず、湿度が高く黄砂で東の春日奥山は
ぼ-っと。
予報によれば黄砂ではなく明日朝までPM2.5が多く、さらに今日も真夏日32℃と
暑くなるが、梅雨前線の北上で明日にも近畿地方は梅雨入りか。
      10時

小庭で水遣り中気付いたのは、南側の蹲の傍らに『シロミナンテン・白実南天』、
北側の「ナンテン・南天(赤)」はまだなのに、5月下旬には六弁の花が開いた。
      5/28

「ナンテン」はメギ科ナンテン属の常緑低木で、漢名の「南天燭」や「南天竹」から
音読みして和名の「南天(ナンテン)」とされるが、「難転」から「難を転ずる」として
巷では縁起の良い木とされ、江戸時代には玄関先に、明治以降は鬼門などの
植栽に選ばれている。

この「シロミナンテン」、数日前からもうすでに落花盛ん、一度掃除したのだが、
また蹲を白く染めていた。
     『南天の花のこぼるる庭の日々』 若山良子

真ん中の小さな南天、三年前落ちた実から生えたようで、今年初めて咲いた。
よく見ると、真ん中あたりでクモの巣がありませんか。張られた巣の真ん中で
小さな蜘蛛が待機中、糸に囚われたのは南天の花弁ばかり。
でも蜘蛛の巣の花?でカモフラージュされているよう。

     『南天の花きたなけれ蜘蛛の囲に』 八木林之介

いえいえ、数人の顔にも見えませんか?
裏側からも一枚撮った。


「ナンテン」の花言葉は、 
赤い実は「幸せ」、「よき家庭」、さらに白花が赤い実に代わることから
「私の愛は増すばかり」と。
一方「シロミナンテン」は「深すぎる愛」、「機知に富む」、「募る愛」に。

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