カメラを片手に

120回忌の子規忌はオミナエシ

遅い速度で九州で暴れた台風14号、この後の進路は収穫まじかの農作物に
とり最悪のコースではないでしょうか。
奈良では台風14号の影響から暖湿な南風が吹き込み、最低気温は午前1時半
過ぎの26.4℃、熱帯夜だった。
通りで午前4時ごろ、あまりの蒸し暑さにエアコンをON。
午前中時折雨が降るも、風は一昨日よりも弱い目、嵐の前の静けさか!。
昼前から薄雲を通して陽射しさえも、最高気温は32.9℃にも。
      10時、29.1℃、70%

俳人「村上鬼城」が詠む
      「糸瓜忌や俳諧帰するところあり
 
今日9月19日は「子規忌」、俳人・歌人の「正岡子規」の1902年の忌日、
享年35歳、没後120回忌にあたる。

辞世の句は「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
     「痰一斗糸瓜の水も間にあはず」
     「をとゝひのへちまの水も取らざりき」より、
このため「糸瓜忌(へちまき)」という。

また「獺祭(だっさい)」とも呼ばれ、雅号のひとつ「獺祭書屋主人」からで
」はカワウソのこと、獲った魚を並べる習性から転じて、資料や本を
散らかして並べている状態を示す意味になる。
子規の晩年は、結核で寝返りも打てないような中、旺盛な執筆活動を行った
ことからこの筆名が付けられたと。
 
NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は、合弁花類 『オミナエシ・女郎花 
奈良時代から愛され、秋の七草の一つで歌や俳句に詠まれ、子規も・・・
      『女郎花女ながらも一人前』  子規 
      『女郎花ただはづかしき許り也』子規 
      『何うらむさまか枯野の女郎花』子規 ・・・
      

小さな黄色い花が集まる房、枝まで黄色に染まる姿が 特徴な「オミナエシ」
この和名の由来は諸説ある。
①黄色い小花が粟飯(あわめし)の粟粒に似ており、粟飯の別名「女飯(おみなめし)
 が転じたとする説、
②「おみな」は女性を指し「えし」は古語の「へし(圧し)」で、美女を圧倒
 する美しさから名づけられたとする説などが・・・。
③よく似た白い花の「オトコエシ・男郎花 」 から黄色い花の「女郎花」
・・・・・・・・
別名は「オミナメシ」、「チメグサ」や 「敗醤・はいしょう」とも呼ばれ、
最後の「敗醤」は、オミナエシの花を室内に挿しておけば、やがて醤油の
腐敗したような匂いになっていくことからや、生薬名としても通じる。

友達に貰ったオミナエシ、花瓶に飾っているのですが、二三日でこの匂いが
どうしてだか・・・納得です。

花言葉は秋風になびく姿が可愛いことから『はかない恋』や『親切』と
      

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