カメラを片手に

瑜伽山の奈良町天神社から奈良市内一望、紅葉も

夜明け前から早朝にかけた風雨で道路前は落ち葉でこんな季節がやって来た。
最低気温は6.8℃と冷え込みはそれほどもなかった。
天候は回復して昼前から風もなく晴れ渡り、最高気温は13.4℃と、居間には
暖気がやって来てポカポカ、そして居眠りが始まるほどに。
      12時、10.9℃、54%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はイチョウ科の「イチョウ・銀杏
秋の黄葉や茶碗蒸などに使う銀杏(ギンナン)で身近で、公園、学校、街路、寺
社等に植栽されるが、ギンナンの臭いから雌株は近年敬遠されている。
また花言葉は「長寿」だが、実際の寿命は数百年程度と考えられている。
      
イチョウは2億年前ジュラ紀から生き残る化石と謂われる裸子植物の落葉樹。
日本では100年前に一度絶滅するも、中国南東部で生き残る個体が朝鮮半島を
経緯して、飛鳥時代もしくは室町時代に渡来したとされていたが・・・

近年の調査で、縄文・弥生時代の遺跡からは見つからないが、樹齢1200年以上
のイチョウの大木が、仙台の苦竹、飛騨国分寺や津軽の「垂乳根(たらちね)の銀
杏」などが知られ、奈良時代に渡来したのではと考えられている。
      
特に幹や枝から垂れ下がった「乳」とよばれる突起があり「乳銀杏」と呼ばれ
古代から霊力があり生命力を宿すものとして崇められてきました。 
そして銀杏の別名として「ちちの木」があり、
万葉集 巻19-4164 大伴家持が詠む
ちちの実の 父の命(みこと)  ははそ葉の 母の命(みこと)
  おほろかに 心尽くして 思ふらむ
  その子なれやも ますらをや 空しくあるべき
  ・・・・・・・・・・・・・・』

イチョウという和名は、中国名のイーチャオ(鴨脚=葉の形がカモの足に似る)
が転訛したものとされる。
漢字表記の「公孫樹」は、孫の代にならないと収穫ができないことを意味し、
「銀杏」はアンズ(杏)に似た銀色の種子に由来する。
    

さて昨日の「瑜伽神社」、今が紅葉の見頃でしょう。もう一つ東へ足を伸ばし
 石段を上る

振り返れば・・・            生駒山👇


奈良市内を一望できる高台にある「奈良町天神社」👇も、隠れた紅葉の名所。 

             金剛👇葛城山  


鳥居をくぐり、


狛犬さんのお迎え、石段を少し上り、右側は社務所


狛牛さんが、その右側に手水舎です。
      

そして拝殿で、二例二拍手一礼、主祭神は「少彦名命」「菅原道真公」、
 国家安泰、家業繁盛、学業成就、技能研鑽をお願いできます。
天神社の縁起は、8世紀この丘陵は平城(なら)の飛鳥と呼ばれた聖地で、初めに
祀られたのは「少彦名命」で、手間天神と呼ばれ、医薬や学問の神とされた。
平安時代、奈良菅原出身の「菅原道真」の名声が高まり、霊を祀る天満宮が
各地に奉祭にともない、この神域にも御霊信仰の主神、学問勉学の神でもある
天満天神が、白河天皇時代に併せて祀られた。  
その後、元興寺禅定院あるいは興福寺大乗院の鎮守となり、近世には奈良奉行
や近郷の信仰を集めている。
御本殿を横からです。


境内社は、右に浅間社、左に秋葉社、
右奥に祓戸社、その奥に門が有り抜ければ池がある。👇住吉社

柿本社もあり、
鳥居の奥に稲荷社


門をしっかり閉めないと、鹿さんが入ってきますよ
      

今ごろは紅葉がすすんでいるでしょう。

こちら側が表参道と思われますね。

元奈良地方裁判所宿舎跡に建つ「ふふ奈良」や瑜伽山園地(旧山口氏南都
別邸庭園)です。観光客は殆ど見ませんが、近くの浮御堂では・・・。

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