午後10時と午前3時頃の15ミリ程度の強い雨が二回降っただけに。
月末からの豪雨で、南九州ではやや被害が出ており、止んだからと
いっても土砂災害は遅れてやってくるので安心できない。
さらに週末に再度、前線が活発化し大雨で警戒を継続されたい。
11時
今朝は再生資源回収日、指定場所への道中、いつもは雑草で覆われる
宅地が二週間前に草刈りされたため、伸び始めた雑草よりピンク色の
小さな花の列が・・・『ネジバナ・捩花』です。
梅雨明け前から咲き始め、この季節を示す花の一つですね。
古来より身近な野性蘭で、下から咲きあがる穂状花序は薄紅色と白花も
あり、左ねじりだけでなく右ねじりもや、ねじれないものもある。
芝生や草地の様に放任が良く育ち、圡中の共生菌が関与し栽培は難しい。
江戸時代の「花壇地錦抄」では「もぢずり」として栽培されていた。
百人一首に源融(河原左大臣)の歌のなかに
『みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに』
この歌が頭に浮かんだ松尾芭蕉は奥の細道(しのぶの里の章)で詠む。
『草苗とる 手もとや昔 しのぶ摺り』
「信夫の里]は現在の福島県福島市の旧信夫(しのぶ)郡を指す地名で
しのぶ摺りは、もじれて乱れた様子を指す絹織物だが江戸期に絶えた。
別名はモジズリ・モジズリソウ・ヒネリバナ・ナワバナ・ヒダリマキと。
「モジズリ・捩摺り」は牧野富太郎によれば、捩(もじ)れ摺(ず)りの
意味で、花穂のねじれ巻く状態を表しているとされる。
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