真冬と思わせる寒さはまだ1.3℃、シーズン最低で布団から出るのがつらく、
陽が寝室に差し込む7時過ぎまで微睡んでいました。
11時頃東の春日奥山を見れば、広葉樹の葉は散ったようで黒さを増しており
11時
若草山の茶色の芝、ススキの白さとのコントラストが寂しげですね。
小庭ではこの寒さのなか咲く小菊、
枯れたコギクの枝の下部から小さな茎を出し咲いている。
今日12月16日の花は「寒菊」、花言葉は「健気な姿 、繊細」 と
寒菊とは2つの意味があり、一つは園芸品種でアブラギクを改良した黄花や
シマカンギク一種から選抜された園芸品種とされる。
もう一つは普通の栽培菊のイエギクが冬まで咲き残る寒菊型品種をいう。
我が狭い小庭で咲く「寒菊」からこんな句が合いませんか
『寒菊の隣もありや生大根』 許六
『寒菊や年々同じ庭の隈』 高浜虚子
今日はまた高浜虚子の実子「高濱年尾」 (星野立子の兄) の1900年の誕生日、
生誕120年です。本名は正岡子規が名付け親、関西俳句界の中心的存在で
昭和26年より「ホトトギス」の主宰を虚子より引き継いでいる。
父を想い詠んだ句は
『又花の雨の虚子忌となりしかな』高浜年尾
今の季節なら
『師走はや心斎橋の人通り』 高浜年尾
現在のこの心斎橋の人通りは・・・・
COVID-19の第三波の感染拡大で自粛とGoToトラベルの大阪除外、その後
遅きに失したGoToトラベル全国一時停止で、閑古鳥が鳴くことに・・・。
だがこの感染状況が続けば、大都市だけでなく地方にも医療崩壊の危機です。
命を決めるトリアージだけは避けなければなりません。
正月11日迄、自粛すれば光が見えてくることを祈るのみ。
『冬菊のまとふはおのがひかりのみ』水原秋櫻子