カメラを片手に

サカキの花

昨日は北風が吹き寒気の影響か、半袖の上にもう一枚羽織るほどで、
その影響で今朝も最低気温は13.1℃と、冷たさを覚えるほどでした。
晴れ間から降り注ぐ日差しで、最高気温は26℃と予報されている。
      10時半、21.5℃、54%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はバラ科の「ノイバラ・野茨」
日本の野生種、生命力が強く薔薇に房咲き性をもたらした基本原種で、
現在でも品種改良の台木にも用いられる。 
花言葉は「素朴なかわいらしさ
      

「ノイバラ」を古来文献に見るのは
大同3年(808)に『大同類聚方』に「牟波良美(むばらみ)」と
延喜18年(918)『本草和名(ほんぞうわみょう)』に「しょうび
「営実 一名薔薇(しょうび) 和名宇波良乃実(うばらのみ)」と

奈良時代終盤の万葉集、古名は棘のある「枳棘(ききょく)」「荊棘(けいきょく)」と
されたが、 『うまら』として巻二十 4352 丈部鳥(はせつかべのとり)に詠む
『道の辺の うまらの末(うれ)に 這(は)ほ豆の
           からまる君を はなれか行かむ』
         
平安時代の古今和歌集には、さうひ(薔薇)として、古今和歌集436 紀貫之
『我はけさ うひにぞ見つる花の色を
           あだなるものと いふべかりけり』

それが漢語の「薔薇」に繋がり、園芸種(栽培種)の総称として使われる。

10年ほど前のこと、三輪明神 大神神社(おおみわじんじゃ) から頂いてきた
サカキ・榊 賢木 、楊桐、栄木」の苗木、1m程まで育ち今年も花が咲く。
サカキ科(モッコク科)・サカキ属 の常緑小高木で、
葉は冬でも光沢をたもち、古来から神道に用いられる縁起のよい植物です。
万葉集巻三 379 大伴坂上郎女  天平5年(733年)11月に詠む
『ひさかたの天の原より生れ来る神の命奥山の賢木の・・・・』(長歌)
特に水平に広がる枝葉は、神が降臨する依代(よりしろ)とされ、紙垂や木綿を
付けた「玉串」を神前に供え、五色の幣帛(へいはく)を付た「真榊」は神前の
装飾に使われる。

名の由来は、葉が一年中青く栄えていることから「栄える木」、これが転じ
「サカキ」となったという説や、神の世界と人間の境に植える木を意味する
「境木」から「サカキ」となったという説などがあるようだ。
別名は「ホンサカキ」「ノコギリバサカキ」「マサカキ」と。
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      5/18

榊の花は、葉の脇から伸びた長めの柄に1~4輪が疎らに咲き、先端は5つに
裂けて微かな芳香を放つ。
咲き始めは純白だが、散り際にクリーム色へと変わる。
雌雄同株の両性花で、雌しべの周りに多数の雄しべがある。
      

実が成れば、秋11月には熟して黒くなる。

なお漢字の「榊」は「神」と「木」を合わせた国字(日本製の漢字=和字) で
サカキを産しない地方ではオガタマノキ、ヒサカキ、シキミ、カシ、ソヨゴ、
マツ、イチイ、モミなども用いられるようです。 

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