カメラを片手に

フキノトウを頂けば

最低気温は6.8℃と暖かい曇り空の朝、昼前から時折雲の隙間からの陽射しで
9.8℃迄上がるも、雲が厚く10度に達しないようだ。
      13時、8.9℃、65%

1874年のこの日、俳人で小説家の「高濱虚子」の誕生日で、生誕150年です。
中学時に子規に師事し俳句を学び、才能を開花するも、子規の後継ぎを託さ
れるも拒否している。
1891年に『ホトトギス』を継承し、10年余りを子規と共にした。
1914年子規の十三回忌に記した「子規居士追懐談」で、締めくくった言葉は
「余の生涯は要するに居士の好意に辜負(こふ)した生涯であったのであろう。」 
   *「辜負」とは「そむく」の意です。

虚子と共に子規門下の双璧と言われた「河東碧梧桐」は子規没後に五七五調に
囚われない新傾向俳句を唱え、これに対して虚子は1927年に 『ホトトギス』
の理念となる、俳句とは「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱し激しく対立した。

だが碧梧桐が亡くなれば、かつての親友に死を悼む句を詠んでいる。
      「たとふれば独楽のはぢける如くなり」虚子

虚子の働きで、戦前は俳壇即『ホトトギス』と言われる大勢力になり、虚子は
俳壇に君臨する存在ともなる。
 1954年に俳人として初めて文化勲章を受章し、1959年4月8日に85歳で歿す。

生涯で詠んだ句は3万ともいわれ、19世紀末から現在へと繋がる俳句の世界を
けん引し続けた。

話は、お友達が庭に植えていた「フキノトウ・蕗の薹」が芽吹いたのでと
御裾分け、フキ味噌かてんぷらにでもと。
      

で連れ合いはと言うとこれを見て、ボケとあわせて茶花にと活けてみれば、
一日たてば、あっという間に開き始めた。
なおフキは雌雄異体で、雄花は黄色で、花が咲き終わると枯れるが、雌花は
白い花を咲かせた後、茎が伸びタンポポの綿毛のような種子を飛ばすので、
これは白いから雌花ですね。
残りは、まだ口に入っていない。日本酒のあてに最高なのに・・・
      
  

さて高浜虚子の詠んだ句でフキノトウ(蕗の薹)を探せば、
未亡人が虚子を訪れ蕗の薹を下さったときの句でさりげなく感謝している。
    『(と)くくれし志やな蕗の薹』 高浜虚子
意味)早朝に蕗の薹をいただき、ありがとうございます。

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